病気の症状をネットで調べるのは「ほどほどにしたほうがよい」というお話
どうも、病気の総合商社ほるべー社長です。
自分にとって今年は病気に悩まされた年です。冠攣縮性狭心症に始まり、次から次へと病気がやってきます。去年までは普通に健康な生活を送っていたはずなんですがね〜。まあ、それまでの不摂生が祟ったのでしょうね。これを期にもう少し健康について真剣に考えることにしました。気が付けば自分も立派な中年オヤジの年齢ですからね。
さて、今回は「ネットで病気を調べるのはほどほどに」というお話です。
結論から言いますと、軽い程度の病気なのに調べ過ぎて重大な病気だと勘違いして不安に陥ってしまうこともあるからです。
それが行き過ぎると「心気症」という精神疾患につながってしまい、本当に身も心も病んでいくそうです。
自分もそれと似た体験をしましたので、ぜひ参考にしてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
つい最近ですが内視鏡検査を受けまして
『中程度の逆流性食道炎』と診断されました。
主な症状としては、
◯熱い食べ物(飲み物)が胸にしみる
◯胸焼け
◯胃痛
といったところでしょうか。
この症状が約1ヶ月前から続いておりました。
生活に支障が出るレベルの症状ではないのですが、年齢も若くないし放っておくわけにもいかないと思いまして検査を受けるに至ったのですが、検査を受ける大きなきっかけとなったのが、良くも悪くもネットによる情報でした。
ところで、みなさんは体調の不調で病気を疑った時にまずどうしますか?
これまで幾度か経験している症状(風邪など)なら市販薬を購入したり医師の診察を受けたりするのが普通だと思います。
ところが、今までに経験した事が無い症状が出たらどうします?
とりあえずネットで調べる人も少なからずいるのではないでしょうか?
まさに自分がそうです。
例えば診察を受けるにしても「何科に行くべきなのか」とか「どんな病気の疑いがあるのか」など、気になる事がたくさん出てきます。実際に今年発症した冠攣縮性狭心症の時はネット情報がとても役に立ちました。
ところが今回診断された逆流性食道炎の場合、ネット情報はあまりアテにならなかったんですよ。
アテにならないというより自分の調べ方が悪いのかもしれませんが
なぜか?
先ほど挙げた気になる症状の一つに「熱いものが胸にしみる」という現象がありまして、それをキーワードとして検索したところ、トップページだけでなくほとんどのページで食道がんの初期症状であるという記事が表示されているのですよ。どこかの消化器内科のホームページではさらに強い口調で「食道がんの可能性が高い」なんて恐ろしいことが書かれているページもありました。
これにはビックリです!!
食道がん?やめてくれ〜〜!!
もしそれが本当なら大変なことですから、勇気を振り絞って(笑)大嫌いな胃カメラ検査を受けることにしたのです。
ちなみに胃カメラ検査はほぼ苦痛も無く、めちゃくちゃ楽でした。
↓その記事はこちらです
まあ、懸念していた食道がんではなく逆流性食道炎でしたから一安心したのですが、 胃カメラ検査の予約をしてから検査当日までの間は生きた心地がしませんでした。
「もしも癌だったらどうしよう・・・」
半分は胃カメラに対する恐怖もありましたが・・・
確かにネット情報はとても役に立ちますし活用するべきだと考えていますが、今回のようなケースもあるということを身をもって知りました。
例えばみなさんも次のキーワードで検索してみてください。
”熱いものが胸にしみる”
おそらくほぼすべてが食道がん関連の記事がヒットすると思います。
ただしそれが胃カメラ検査を決意する決定打となったことは事実ですので、結果的には良かったのですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、
確かにネット上にある情報は有益なものも多いです。しかしそれがすべて自分に当てはまるものであるという確証は無いのが現実です。
ネットの情報を隅から隅まで調べ尽くせばある程度の答えは出るのでしょうが、そんな事は不可能に近いです。
特に病気を疑うような場合は自分であれこれ調べて悩んでいる時間があるのなら、専門医の診察を受けたほうがベターです。
そのほうが確実ですし、安心できます。
結局、自分もそうですがネットで調べる人は医者に行くのが嫌(怖い)なんですよね。
だからとりあえず安心感を得る為にネットで情報を探すのですよ。
「大きな病気じゃないといいな・・・」
というように・・・
しかし、ネット情報は調べれば調べるほどドツボにはまっていき、不安が増大していきます。
ただし、それが専門医の診察を受けるきっかけになることも事実ですから、ネットで調べる行為もあながち悪いとは言えない側面もありますが。
かくいう自分も病気についての体験記事などを発信しています。「多少でもみなさんのお役に立てれば」という気持ちがあって書いているのですが、それがすべての方に有益な情報になるとは思っていません。同じ病気でもそれぞれ症状などは違ってくるものですし、たかが素人の意見・感想ですからね。ですから、せっかく自分の病気記事を見に来てくださる方には申し訳ございませんが、完全に信用しないでください(笑)
でも、絶対にウソや誇張は書いておりません。実体験のみです。
ですから「こいつはそんな症状なんだな〜」
という程度でご覧になって頂けたら幸いであると考えております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後に、
今回は完全に自分の勇み足でした。症状をネットで調べすぎて勝手に心配しすぎて・・・
本当にネット上には情報量が多く、必要な情報の取捨選択が難しいですね。自分としても「必要な情報を得る」ということが今回はできなかったのだと思います。
胃カメラ検査をしてくれた先生に教えて頂きましたが、事実、食道がんの初期の自覚症状で「熱いものがしみる」ということはよくあるのだそうです。ですから、ネットの情報でもそういった関連の記事が多く表示されているのでしょう。ただし先ほどから申し上げている通り、それが完全に自分に当てはまるという確証は無いのですから、ネットで調べるのは「参考程度、ほどほどに」して、専門家にしっかり診てもらうことが1番なのだと思います。まさに「餅は餅屋」ですね。
でも自分はこれからも病気関連の体験記事は発信していくつもりです。これは実際に病気を患っている者でしか書くことができない特異な内容ですからね。
そういう意味で患者は専門医より”プロ”ですから(笑)
実際に病気を経験していますしね
そんな稚拙なブログですが、改めてこれからもよろしくお願い致します。
あくまでも「ほどほどに」読んで下さいね(笑)
では皆様方の健康をお祈りしております!
今回の記事の続編です↓