知人が冠攣縮性狭心症になってしまったお話・・・
どうも、冠攣縮装備中のほるベーです。
最近の体調ですが、良くもなく悪くもなくといったところですが、とりあえず発作は3ヶ月程度来ていませんので良いほう?なのかもしれませんね。
ありがたいことです。
ところが表題の通りなのですが、最近知人がこの病気になってしまいました。
自分は発症してから1年が経過しましたが、それ以降知り合いで発症したのは今回で2人目です・・・
過去の記事にも書きましたが、
やはりこの病気の患者さんって意外に多いのではないでしょうか?
それとも意識するようになったから多く感じるだけ?
はたまた偶然?
・・・
まあ、自分は統計を取ったわけでもありませんし、医者でもありませんのでよくわかりませんが、とにかくごく身近な知人がこの病気を発症してしまったことは事実であります。
今回はそんなお話になりますが、実はこれを記事にすることを悩んでおりました。しかし当事者である知人の方が、
「体験談をブログに載せても別に構いませんよ。少しでも他の方の参考になるといいですね」
とおっしゃって頂きましたので、記事にすることとしました。
ありがとうございます
<知人の体験談>
さてここからが本題ですが、その知人は男性で年齢は40代後半です。
出身は東京ですが、転勤族でこれまで様々な地域を渡り歩いてきたそうです(主に東北地方)。
自分とは仕事の関係で『友人の知人』として知り合ったことがきっかけでした。
それ以来、釣りなど共通の趣味もあり約7年ほど親しくさせて頂いておりまして、嬉しい事に自分が住んでいるこの地域をとても気に入って下さり、常々ここに永住したいと言っておりました。
「ここは自然が豊かで住みやすいね」
「みんないい人ばかりで」
「ここにずっといたいなぁ」
「もう転勤したくない」
ちなみにその彼は奥さんと子供も一緒に連れて住んでおり、約10年という長い期間、この地方勤務だったそうです。
しかしついに、覚悟はしていましたが昨年の9月に関東方面へ転勤の辞令が出ました。
彼が転勤してからは連絡は取り合っていたものの、なかなか会うことも出来ないまま月日は流れていきました。
そんな中突然、
「もしかしたらほるべーさんと同じ心臓病になったかもしれない」
という驚きの電話を頂いたのが転勤になってから約3ヶ月後。
詳しく事情を聞いてみると、
「実は今日の朝なんだけど・・・朝食を済ませて出勤する準備をしていた時に心臓発作のようなもの?に見舞われた」
という衝撃の内容でした。
その時の状況は、
食べ物が喉に詰まったような感じで、とにかく胸の内部が痛くて苦しく、どんな体勢を取ってもその苦痛は鎮まらない状態が10分程度続き、しかし急に何事も無かったかのように治まったのだそうです。
それって、
完全に冠攣縮性狭心症の症状だ!
と思いましたが、とにかくすぐに循環器科で診てもらったほうがいいと伝えました。
彼も自分がこの病気になった時は随分と心配して下さり、それに応えるように自分も
「この病気ってこんな症状なんですよ〜〜」
「でも普通に生きてますよ〜〜」
と自慢話のように?しゃべっておりましたので、彼もそれを思い出してくれたのだそうです。
そして、その最初の発作の後、次の日の朝にまた発作が来たそうで、その時の発作は最初の発作よりも強大で10分を経過しても全く治まる気配が無かったので救急車を呼んだのだそうです。病院に着く頃にはだいぶ治まったみたいですが、翌日カテーテル検査を実施して『冠攣縮性狭心症』と診断されたとの事です・・・
自分とほぼ同じだね・・・
ようこそ・・・
冠攣縮性狭心症の世界へ(涙)
病名が確定してから一週間ほど入院をされたそうで、それから約半年ほど経過した現在では 、大きな発作はなく無事に生活をされておられるとの事です。
びっくりでした。
正直、こんな事もあるのだなと思いました。
<考察>
ここで考えて欲しいのですが、彼の発症の原因は何だったのか?
彼はお酒はあまり飲みません。しかしタバコは吸います。一日20本くらいでしょうか。
自分は医者ではありませんから偉そうな事は言えないのですが(と言いますかこの病気は医者でさえ原因を特定するのは困難と言われております)、自分は彼の発症の引き金となった原因は、もちろんタバコも少なからずあるのでしょうが、もっと大きな要因は
『転勤によるストレス』
だったのではないかと思います。
先ほども申し上げましたが、彼はこの地域を大変気に入って下さり、何よりも今までの人生の中で一番充実した人間関係を築くことが出来たと言ってました。
「ずっとこの地で生活したい」
「転勤したくない」
ということを常々口にしておりました。
この地での勤務期間が長かったこともあるのでしょう。
おそらくこの地に慣れてしまったのでしょう。
それから、ほるべー達のような単純で純粋でバカな連中を好きになってくれたのでしょう。
とても有り難いことです・・・
ですから、
そんな彼がこの憎らしい病気になってしまったことが本当に悲しいです。
彼が発症してしまった大きな原因は『転勤によるストレス』だと確信しています。
<おわりに>
さいわい彼は投薬治療のおかげで大きな発作もなく、普通に生活できているという報告を頂いており、本当に何よりです。
自分としては不謹慎な言い方ですが、仲間が増えて心強いような悲しいような、とても複雑な気分なのですが・・・
お互いにこの病気を発症する前の健康だった時にバカ話をしながら語り合っていた頃を懐かしく思いますが、
とにかく、
「こんな病気になってしまったとしてもお互いこれからも健康でいましょう」
と思いますし、また新たな地で楽しく過ごされることを心から願っております。
そして、
「この病気でも普通に生活できるから決して悲観的にならずに今後の人生も楽しみましょう」
と言いたいです。
これは、この病気で苦しんでおられるすべての方に贈りたいメッセージです。
しかし・・・
こんな事もあるのですね。
まさか身近な人が・・・
改めてこの病気は決して珍しいものでは無いということを実感しました。
早く特効薬が開発されてくれ!
それでは今回のお話はここまでとさせて頂きますね。
どうか皆様も健康でお過ごし下さい。
ではまた!