ほるべー隊長のブログ

『弾くとウケが良くてかっこいいピアノ曲』その真相を解説します

どうも、ほるべー音楽隊長です。

近年、諸外国では駅の構内などにピアノが設置され、誰でも自由に弾くことができ、自分の演奏を披露できる環境が多くなってきました。

同じように日本でも『都庁ピアノ』を筆頭に、ストリートピアノがちょっとしたブームになっていますね。

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ピアノは持ち運べない楽器のため、以前は人前で披露できる機会はほとんどありませんでしたから、このような環境が整ってきたことは嬉しいですね。

「自分の演奏をみんなに聴いてもらいたい!」

初級者だろうが上級者だろうが、ピアノを弾ける方ならばそういう思いがあるのではないでしょうか。

そしてこうも思いません?

「どうせ弾くなら聴衆のウケが良くてかっこいい曲を弾きたい!」

ということで!!!

今回はそんなピアノ曲は何なのかを、独断と経験(偏見)で解説していきます。

 

ピアノという楽器は弾けるだけで聴衆ウケは抜群です

本題に入る前に、少しだけ雑談にお付き合いください。

まずこれを言っておきますが・・・

ピアノは弾けるだけでも羨望の眼差しを受ける、とんでもない魔力を秘めた楽器です。

人口比率的に弾ける人が少ないですからね。弾ける人は結構レアな存在です。

とくに男性が弾いたら・・・

女性はもうメロメロ!!

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ほるべー隊長
いきなり「おのろけ発言」ですいません。けどマジメに言ってます。
 
ですから、下手すぎる演奏やギャグ狙いのふざけた演奏でない限り、そこそこの演奏レベルでも聴いた人は間違いなく感動します。
それがピアノの魔力です。
 
 

最近は上級者達も続々とストリートピアノに参入し、初・中級者にとっては厳しい現実も・・・

前章で『そこそこの演奏レベル』でも聴衆ウケはいいと述べましたが、最近はそうとも言えなくなってきた事実もあります。
それは主にストリートピアノという舞台。
なぜなら、演奏スキルの高い上級者達もストリートで披露するケースが多くなってきたからです
今ではピアニストやピアノ系YouTuberの方々もストリートの舞台で積極的に弾いていますから、初・中級者にとってはせっかくの見せ場を彼らにすべて持っていかれる可能性があります。
 

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上級者達にとってもストリートピアノ演奏をYouTubeなどにアップするなりして、自身の知名度を上げたいという思惑があるのです。
『都庁ピアノ』『ストリートピアノ』がブームと知って、そういった上級者達が一斉に巣穴から出てきたといった感じでしょうか(笑)冬眠を終えたクマのように。
 

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ですから有名ストリートピアノスポットでは、月並みで平凡な演奏スキルではウケが悪くなってきているという悲しい現実もあります。でも後ほど詳しく説明しますが、初・中級者のみなさん、それほど心配しなくても大丈夫ですよ。
『演奏スキルが高い=聴衆ウケが良い』とは限りませんから。
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ほるべー隊長
なんだか初・中級者の応援隊長になってきましたが、ここでひとつ、ほるべー隊長(自分)の体験談をお聞きください。
 
体験談 
まず自分のピアノスキルは・・・音大を卒業していますが、卒業以来本格的な練習は20年以上もやっておらず、現在は趣味でポロポロと弾く程度ですので指も思った通りに動かなくなり、今や実力的には中級〜上級レベルです。現役音大生や上手な高校生にはとても及びません。いや、中学生にも負けるかも(笑)
そんな自分でもストリートピアノは結構弾いてきましたが、
ある時、自分が弾く前に演奏した人が素晴らしく上手な人だったということがありました。
「この人スゲー!」
「現役音大ピアノ科?」
セミプロ?」
というレベル。
弾いた曲はショパンの『英雄ポロネーズ』。
ほぼ完璧な演奏に圧倒されました。
聴衆の反応もすごい!!
で、
次は自分が弾くんですが・・・
「どないしまひょ(笑)」
友人達も一緒にいましたのでもう後には弾けません。いや、引けません。
とりあえず弾きましたよ(汗)
実は自分もショパンを弾こうと考えていたのですが真っ向勝負は無理と考えて、
ジブリ映画『魔女の宅急便より“海の見える街”』 という別ジャンルでフェイントかましてみました。
しかし、ここで意外なことが。
自分の演奏に対する友人や聴衆の反応は悪くないんですよね。
いやむしろ、英雄ポロネーズを披露した人よりも良かったんです。
 
さて、この事実がまさに『ウケが良くてかっこいい曲は何か?』という真相になってくるのですが、
・・・
とりあえず腕に自信がない方は、ハイスキルモンスターの出没する確率が高い『都庁』などの有名スポットは避けたほうが無難ですよ(笑)
 
 

一般の聴衆にウケがいい曲とは

大変お待たせしました、本題です。
なお、これから紹介していく曲は『ストリートピアノ』や『クラシック音楽に精通していない大多数の一般聴衆』向けでウケが良い曲を主に解説していきます。音楽好きが集う『ピアノコンサートや演奏会・発表会』ではまた少し評価が違ってくるので注意して下さい。

知名度の高い曲であることがポイント

知名度の高い曲ほど聴衆ウケはいい』
これは鉄則であり、テッパン要素なのです!
前章で自身の体験談を述べましたが、それがまさに典型例です。
いくら演奏難易度が高い曲でも、演奏スキルが高くても、それが必ずしも最高にウケが良いという結果になるわけではありません。
実は難易度よりも知名度が高い曲のほうがウケはいいというケースが多々あるのです。
↓前章の例で解説してみましょう
【難易度】
【演奏スキル】
ピアノ上級者  >  ほるべー隊長
たとえこのような構図であっても、
聴衆ウケがいいかどうかはまた別の問題になってきます。
その鍵を握るポイントがまさに、
『曲の知名度になります。
この2曲を知名度で比較した場合、日本国内に限って言えばおそらく『魔女の宅急便』のほうが上でしょう。

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確かに英雄ポロネーズ知名度クラシック音楽のジャンルでは抜きん出た存在なのですが、やはりジブリ映画に軍配が上がります。これが同じジブリ映画で観客動員数がはるかに上回る『千と千尋の神隠し』挿入歌ならばさらに差が付くでしょうね。
ポイント!
聴き手の気持ちとして、知っている曲のほうが感情移入しやすいという心理学的な揺るぎない事実があります。
 
ということは・・・
『J-POP』などの流行曲は聴いている人口の多さが他のジャンルを圧倒しているわけですから、必然的にウケがいい聴衆も多くなるということです。
 
↓好きな音楽ジャンルの調査結果

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※『何でも調査団』様HPより
 
J-POPはその性格上、その時代で流行り廃り(はやりすたり)の曲が常に変化する音楽ですから具体的な曲名を挙げるのは難しいのですが、
今現在(R3)で言えば、 
●『夜に駆ける』YOASOBI
●『裸の心』あいみょん
●『炎』Lisa ※映画『鬼滅の刃 無限列車編』主題歌
●『Lemon』米津玄師
他にもたくさんありますが、これらの曲がテッパンということになります。 
そしてこういったジャンルの曲は(クラシック音楽も同じですが)、同じ曲でも初級・中級・上級それぞれのレベルに合わせて編曲された楽譜が販売されていますから、どのレベルの方でも満足して弾くことができます。
 
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ほるべー隊長
実際自分もこれらの曲をリクエストされることが多いですし、クラシックの名曲を弾くよりも聴衆の反応は断然大きいです。
 
ただし、聴く人の年齢や音楽の好みによっても変わってきます。
例えば60代以上になると最新の『J-POP』よりも歌謡曲のほうが人気がありますし、同じ『J-POP』でも10代と40代では好きなアーティストも違ってくるでしょう。
ですから、聴衆がおじさんおばさん世代ばかりで、ウケの良さを狙って演奏するのなら、その年代の方々がよく聴いていた曲をセレクトするのがベターということになります。
いずれにしても平均的に考えると、『J-POP』に代表されるヒットソングなどの演奏が一番ウケがいいということになりますね。 
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ほるべー隊長
めちゃくちゃ分かりやすい例を言いますと、幼稚園児たちに世界最高峰のピアニストがクラシックの名曲を演奏しても、ほるべー隊長が『アンパンマンマーチ』を演奏すれば、自分のほうが間違いなくウケて人気者になれるということです。
 

流行や年代別に左右されにくい有名曲もウケがいい 

経験上、あまり年代別に左右されずに安定したウケの良さを誇るジャンルもあります。
言い換えれば、どの年代の方でも満遍なく知っている曲ということです。
●『定番となった歌謡曲・J-POPの曲』
●『ジブリ映画関連の曲』久石譲
●『戦場のメリークリスマス坂本龍一
●『ジャズ全般』
こういったジャンルの音楽です。
 
一時的な流行を通り越して『もはや定番となった歌謡曲・J-POPの曲』はどの世代であっても満遍なく知っている割合が大きいですからウケはいいです。挙げればたくさんありますが、サザンオールスターズいとしのエリー』、松任谷由実『卒業写真』、福山雅治『桜坂』、一青窈ハナミズキ』、イルカ『なごり雪』、谷村新司いい日旅立ち』、美空ひばり川の流れのように』などなど・・・
 
●『ジブリ映画』は老若男女を問わずに国民から愛されている映画ですからとても知名度が高く、しかも曲自体の音楽的な完成度も非常にハイレベルで名曲揃いです。作曲者の久石譲氏は他にもピアノソロ曲として知名度満点の『summer』なども作曲していますが、この曲もめちゃくちゃウケはいいです。
 
●『戦場のメリークリスマスも誰もが一度は耳にしたことがある有名な曲です。涙を誘うようなとても切なくメロディアスな曲です。なんとなく大人の雰囲気が漂うかっこいい曲でもあります。
 
●『ジャズ』に関しては好んで聴く人は少ないのですが、演奏者の音楽に対する知識の深さや玄人感を聴き手に印象付けるには最適な音楽です。かっこよくてウケがいいですし、夜のBARで『ウイスキーがお好きでしょ』なんて弾いたら拍手喝采でしょう。

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超絶技巧の曲もウケはいい

簡単には弾けないような難曲、超絶技巧が必要とされる曲もウケがいいです。
有名なクラシックの曲で例を挙げると、
●『超絶技巧練習曲』リスト
●『音の絵』ラフマニノフ
●『夜のガスパールラヴェル
このレベルの曲たちですね。
たとえ聴き手が知らない曲であっても、その圧倒的な演奏技術で聴く者すべてを虜にします。
ジャンルはクラシック・ジャズ・ポップス問いません。
しかし・・・
それら超絶技巧が必要とされる曲を演奏できるのはごく一部の上級者だけですから、初・中級者には厳しいですね。
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ほるべー隊長
残念ながら自分の腕前では無理でございます。
 
中級者や“なんちゃって上級者”が無理をして高難易度の曲を披露するのはやめたほうがいいですよ。失敗して恥をかきますから(笑)
それよりも自分の技量で十分に弾けるレベルの曲を余裕たっぷりに弾いたほうがウケはいいです、経験上(笑)
ストリートピアノはある意味発表会と同じですから、自宅とは雰囲気もピアノのタッチも音の響き方も全く違うので違和感がありますし、緊張もしますから本来の実力を発揮できません。
無理は禁物です。
 

聴衆ウケがいいクラシックのピアノ曲

自分は一応クラシック畑で育ってきた人間ですから、クラシック曲に限ってウケがいい曲をご紹介しましょう。
やはり代表的なのはこの4曲です。
この4曲に共通することは、
知名度が高い」
「メロディーが良く、聴き手も取っ付きやすい」
ということです。
J-POP並みに聴衆ウケの要素を備えています。
 
『月の光』ですが、クラシック音楽に詳しくない人でも「どこかで聴いたことがある」曲ですし、なんといっても魅力はメロディーの美しさと近代フランス音楽独特の透明感あふれるハーモニーにあります。中級者レベルならば演奏可能です。おすすめです。
 
●『幻想即興曲は難易度が高く上級者レベルの曲になりますが、同じショパンの『英雄ポロネーズ』よりもずっと難易度が低いのに演奏効果はそれを上回るくらいに抜群知名度もありますから、トップクラスでウケが良くてかっこいい曲です。ただ、指が良く動く人にはおすすめの曲ですが、音の粒が揃っていないと目も当てられない演奏になってしまいます。
 
●『ノクターン2番』は誰もが聴いたことがある有名曲です。美しいメロディーも魅力的ですが、中級者レベルでも十分に弾くことができ、加えてピアノ学習者の憧れであるショパンの曲であるということがおすすめのポイントです。
 
●『エリーゼのためには、クラシック音楽のピアノ愛好家からは初級者が最初の目標にする曲という認識をされており、難易度は比較的易しい部類に入る曲です。よって、中級者以上の方からは敬遠されがちな曲ですが、ピアノを習ったことがない人にとって、曲の難易度はよく分からないのが現実です。しかもこの曲の知名度は抜群で、一般の方が「有名なピアノ曲は何か?」と問われればかなりの割合で『エリーゼのために』と答えるでしょう。知名度抜群で初級者でも弾くことが可能なおすすめ曲です。
  

一部の聴衆が狂ったようにウケてしまう曲

マニアックな愛好家にしか通用しませんが、彼らがとんでもなくウケてしまう曲も幾つかご紹介しておきましょう。
●『アニメ音楽』
●『クラシックの隠れた名曲』
こういったジャンルの曲です。
曲によっては100人中3人しかウケてくれないということもある、まさに危険性をはらんだ音楽です(笑)
 
●『ゲーム音楽』は、そもそもゲームをしない人にとっては未知の世界ですから、たとえ素晴らしい曲を完璧な演奏で披露しても、一般の聴衆は「よくわからない曲だけど、まあ、ピアノは上手なんだね」で終わる可能性があります。しかし、知っている人は狂喜乱舞します。なぜなら自分がやったことがあるゲームには特別な思い入れがあり、感情移入をしてしまうからです。それを踏まえるとドラクエ』など有名なゲームならばプレイする人口が多いため、全体的な聴衆の反応はイイです。そもそもドラクエ音楽は傑作揃いですしね。
 
●『アニメ音楽』に関しても上記したゲーム音楽と同じような傾向です。これも『新世紀エヴァ』などの知名度が高い曲ならば聴衆ウケはいいです。
 
●『クラシックの隠れた名曲』ですが、「知っている人は知っている」という音楽マニアが泣いて喜びそうな曲です。実はほるべー隊長(自分)もこういうジャンルの曲が大好きな変態野郎で、過去に何度か披露したことがあるのですが、やはり聴衆ウケはイマイチです。ショパンを例にすると、『マズルカ13番』『マズルカ17番』『ノクターン18番』『ワルツ3番』あたりでしょうか。よほどのショパンマニアでなければ知らない隠れた名曲です。 
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ほるべー隊長
もしもストリートピアノでこれらの曲を弾く人がいれば、自分は誰よりも激しくて温かい拍手を贈ってあげるつもりです(笑)
 
 

ストリートピアノでは聴衆の反応がイマイチな曲など

一般的に有名ではないのに演奏時間が長い曲

例えばショパンの『バラード4番』。
この曲はショパンピアノ作品の最高峰の一つであり、全てのピアノ芸術における屈指の名曲です。それだけに難易度は『超』が付くレベルなのですが、演奏時間も余裕で10分を超えます。
ショパン好きが集うコンサートや演奏会、発表会で演奏されれば聴衆の反応は凄まじいのですが、ストリートピアノや一般の聴衆が相手となると・・・
まず、これほどの傑作にも関わらず知名度が低いです。
おそらく一般の方でこの曲を知っている人はほぼ皆無でしょう。
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ほるべー隊長
同じショパンの『別れの曲』や『子犬のワルツ』のほうが知名度は100倍上かも(言い過ぎですかね?)。「名曲=聴衆ウケがいいとは限らない」という典型的な例ですね。
 
いくら音楽学的に優れた傑作でも、一般の聴衆にとっては知らない曲を延々と聴かされることは結構な苦痛なのです。
 

おふざけ感がある曲は当然ながら聴衆の反応はイマイチ 

これを言うと作曲者に大変失礼に当たるので言いたくはないのですが、
『ねこふんじゃった』などの曲。

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なぜかこういった曲は半分おふざけで弾くというイメージがありませんか?
「ピアノは弾けないけど、ねこふんじゃったは弾ける」
という人って結構いません?
この曲を弾いても、なぜか純粋なピアノ演奏には聞こえません。
他にも『チャルメラ』『マクドナルドのポテトの曲』など。
稀に『ねこふんじゃった』を超絶にアレンジして弾く強者もおりますが、それを例外とすれば、これらの曲は残念ながら、
「おふざけ感」
「ギャグ的要素」
のほうが大きく、聴衆の反応は、
「・・・」
という感じですね。 
   

自分で作曲した曲を披露すると聴衆の反応はどうなのか

実はほるべー隊長は作曲をするのですが(単なる趣味でお遊びレベル)、自作曲の演奏はどうなのかと言いますと、相当に完成度が高くて誰もが感動する曲でなければ、反応が良いのは内輪(知人)だけになります。
「ほるべーさんって作曲もするんですか?すごい!」
というように知人からは拍手喝采ですが、知らない方々にとってはそれこそ『知らない曲、面白くない曲を聴かされた』という反応しか得られません。
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ほるべー隊長
でもいいんです。『へっぽこな曲』でも、頑張って自分が作った曲、自分だけのオリジナル曲ですからね!
 
↓こういう曲を作ってますのでよろしければ聴いて下さい 
 
 

おわりに

冒頭でも述べましたが、ピアノは弾けるというだけでもすごい特技です。

聴衆が感動するのは言うまでもありません。

しかし、さらに聴衆ウケを狙うのなら『誰もが知っている曲』を選曲するのがキーポイントですね。

それだけで演奏者の評価がグンとアップします。

↓こんな構図です

ピアノが弾ける=『すごい人』
ピアノが弾ける+超絶技巧=『雲の上の存在』
ピアノが弾ける+知っている曲=『カリスマ的存在』
ピアノが弾ける+超絶技巧+知っている曲=『もはや神』 
 
※ ※ ※ ※ ※
 
さて、聴衆ウケが良くてかっこいいピアノ曲は何かを解説してきましたが、
クラシック音楽などを学んでいたり、音楽に精通しているという一部の方々を除けば、やはり大多数の一般聴衆が良い反応を示すのは、J-POPに代表される『ヒットソング』や『知名度が高い曲』ということになります。
その証拠に、例えば人気ピアノYouTuberのチャンネルを覗いてみると、クラシックの名曲よりもヒットソングのほうが圧倒的に再生回数が多かったりします。
「自分が知っている曲が演奏されるとテンションが上がる」
というのは当たり前のことなのです。
 
ただ、聴衆ウケを狙ってピアノを練習するのもよいですが、音楽は自分の好きなジャンルをとことん突き詰めていくからこそ楽しさや喜び、感動を得られるものだと思います。
たとえ有名な曲でなくても、
「自分が気に入った曲をとことん練習して弾きこなす」
という姿も相当かっこいいと思いますよ。
 
※ ※ ※ ※ ※
 
では、今回はこれにて失礼致します。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ぜひ聴衆を感動させて下さいね!

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