電子ピアノは上達できる?できない?論争にケリをつけます
どうも、ほるべー音楽隊長です。
近年ず〜〜っと続いている、
「電子ピアノは上達できるのか?できないのか?論争」
いい加減、そろそろケリをつけます。
結論から言いますと、
充分に上達できます。
では、できるだけ簡潔に理由を解説していきましょう。
- どのくらいのレベルまでの上達を指すのか
- 20万円以上のクラスを買えば間違いない
- 「打鍵感が本物に近いかどうか」という論争はそもそもナンセンス
- なぜ電子ピアノを否定する人が存在するのか?その理由
- まとめ:電子ピアノで上達は充分に可能
どのくらいのレベルまでの上達を指すのか
まずこれをはっきりさせておきます。
そうしないといろいろと混乱を招く原因になりますからね。
具体的な曲名などを例にしてもよいのですが、
あえて超シンプルに言えばズバリ、
クラシック音楽のピアニストや音大を目指すレベル未満だと考えてください。
20万円以上のクラスを買えば間違いない
今まで自分は5種類の電子ピアノを所有したことがありますが、
はっきり言って20万円台以上のクラスならば間違いないです。
現代の電子ピアノの完成度は想像以上です。
もはや本物のピアノの感覚です。
メーカーは問いませんが自分の感覚では↓
カシオは所有したことがないので詳しいことは言えないのですがコスパに優れ、完成度も高いと言われています。
「打鍵感が本物に近いかどうか」という論争はそもそもナンセンス
自分も別記事で、
「最近の電子ピアノは打鍵感が本物に近いからgood」
という内容の解説を書いていますが、実を言うとそれほど重要視していません。
そもそも本物のピアノだって「重い」とか「軽い」とか、その他諸々の感触は個々のピアノによって全然違うのですから。
メーカー、機種、調律、それぞれが違えば当然のように弾き心地も違ってきます。
ちなみに自分が所有しているアップライトピアノ(ヤマハ製)は電子ピアノよりも鍵盤は軽いです。
あえてそのように調律してもらっています。今では年齢とともに指の力が落ちてきて、重い鍵盤だと速いパッセージの曲が思い通りに弾けなくなってきたからです。
まあ、シンプルに言えば「下手くそだから」です(笑)
ですから電子ピアノでもおおざっぱな感覚として、
だいたい本物と同じような弾き心地に感じられる機種であればいいのです。
ただ、10万円以下の機種ですと鍵盤は『軽いというレベル』を通り越して『プラスチッキーな感覚』なので、将来的に本物のピアノを弾くという人にはおすすめできません。それに慣れてから本物のピアノを弾くとかなり違和感があります。
なぜ電子ピアノを否定する人が存在するのか?その理由
そもそも電子ピアノを所有したことがない
電子ピアノ否定派の人は、実はその多くがピアノ教室などの先生。
なぜ彼らは電子ピアノを否定するのか?
理由は簡単。
電子ピアノを所有したことがないからです。
考えてみてください。
ピアノの先生になれる人って、もともと家に本物のピアノがあり、学費がめっちゃ掛かる音大などに進学できるような、どちらかというと裕福な家庭で育ったケースが多いです。
ということは子供の頃から当たり前のように本物のピアノに慣れ親しんでますから、電子ピアノなんて真剣に弾いたこともないし、邪道だと考えてしまうのです。
でも最近はだいぶ電子ピアノに理解を示す先生も多くなってきました
昔の電子ピアノの評価を言っている
自分が初めて電子ピアノを購入したのは1996年頃ですが、少なくとも10年以上前のモデルはまだ進化の途上ですから完成度は低いです。
その頃の印象をいまだに引きずっている人が多く見受けられます。
もう令和ですよ。
時代とともに電子ピアノも進化しています。
『音大ピアノ科合格レベル』を基準に指導する先生は否定派になる確率が高い
本物のピアノには電子ピアノでは表現できないような音の世界があります。
アコースティックならではの豊潤な音色。
これは電子ピアノでいくら頑張っても無理です。
その『本物の音色』を引き出す技術は、やはり本物で練習するしかありません。
しかしそれは趣味の範囲を超えて音大ピアノ科を目指すような、かなり上級レベルの話です。
それが一番大事なことだと考えているピアノの先生は、おのずと電子ピアノ否定派になってしまう傾向にあります。
まとめ:電子ピアノで上達は充分に可能
いろいろな方々が「あーでもないこーでもない」との意見を繰り広げている電子ピアノ上達論争ですが、そろそろ終わりにしてほしいですね。
自分もその論争にバリバリ加わっている一人ですが・・・
結論を言うと、間違いなく上達可能です。
技術は進歩しています。
そもそも上達出来ないような役に立たないものをメーカーは真剣に開発・製造しません。
今回は超シンプルに解説しましたが、もっと詳しく知りたい方はこちらをお読みください↓
めっちゃくちゃ長文で申し訳ないのですが、上達可能な理由を超絶に解説しました。
ということで皆様の上達を心から願っております。
では今回はこの辺で失礼いたします!