今年は発作の回数が少なかった理由を考えてみました
ほるべー隊長です。
いよいよ2022年も終わりですね。
皆さんはどのような一年でしたでしょうか?
自分にとっては発作の回数が激減した、良い?一年でした。
やはり体調の不安が少ないことは、それだけで良いことですね。
で・・・
なぜ発作が減ったのか?
医学的知識は何もありませんが、ちょっと考えてみました。
※ ※ ※
ちなみに今年の発作の回数ですが、
たったの1回!!
自分でもびっくりです。
本当にビックリです。
しかもその発作自体も2分以内で収まる中規模発作。
ただ、ちょっとモヤモヤする感じ、「発作が来そうだな〜〜」ということは約10回くらいありました。
それでもトータルすると発作に至ったのは1回のみ!
なぜ???
※ ※ ※
ということで本題でございます。
ただ、単なる患者の考察ですから話半分に聞いて下さいね。
おそらく最大の要因は・・・
『病気への理解度が深まり、対策等を講じられるようになったことが要因で、それに伴って気持ちも安定してきたから』だと思います。
自分がこの病気(冠攣縮性狭心症)を患ったのは2019年5月。もう3年以上が経過しました。
今では、この病気がどのようなものなのか、どういう注意をしなければならないのか、どういう時に発作が起こりやすいのか?
ということが分かってきまして、実際に発作への対策や防衛策を講じられるようになり、結果として気持ちにも余裕が出来てきたと思うのです。
これが発作回数が激減した一番の要因だと考えています。
思えば病気を患った3年前・・・
毎日のように発作が来ていましたが、その度に・・・
「自分はこのまま死ぬのか?」
「いつまで生きられるのだろう」
「明日は死んでるんじゃないか?」
そんな悲観的なことばかり考えていました。
経験上、この病気は精神的な不安に陥ったりすると高確率で発作に見舞われました。
医学的知見があるわけでもないので正しいとも言えず、すべての人に当てはまるとも言えませんが、自分はこの病気はそんな性質を持っていると感じています。
それが3年以上も経過し、今ではこの病気への理解はだいぶ深まりました。
例えば・・・
●こういうことをすると発作の引き金になる
とか、
●これに注意すればある程度発作を防げる
とか、
●発作が来そうな時はどうするか?
●実際に発作が来たらどうするか?
といったことが、頭の中に入っています。
ですから気持ちにも余裕があり、慌てませんし、悲観的にもなりません。それが結果として発作の回数が減るということに繋がっているのだと思います。
※ ※ ※
もう一つ、言っておきたいことがあります。
それは、今年は様々なことに再チャレンジしたことで気持ちがポジティブになり、発作を予防したのではないかということです。
今年は特にいろいろやりました。
といっても趣味や遊びばかりですが(笑)
またバイクに乗ったり(ほぼリターンライダー)・・・
離島に一泊で釣り旅行に行ったり・・・
他にも旅行とかいろいろ楽しみました。
やはり、
「自分は病気だから・・・」
と塞(ふさ)ぎ込んでいるよりも、無理のない範囲でのびのび楽しんでいくことも絶対に必要だと思います。
病気持ちなりに無理せず。でも楽しみながら。
こんな考え方を持てるようになったことが良かったのかもしれません。
※ ※ ※
さて、今年もいよいよ終わりですね。
来年はもっとより良い一年にしたいとは思いますが、あまり高望みをすると自滅してしまいそうで怖いですので、
「来年も基本的には現状維持で、少しずつ良くなっていけたらいいな〜」
という気持ちで目標を立てたいと思います。
最後にこの一年間、このブログに訪問して頂いた方、コメントを下さった方々に心から感謝申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。
ではまた来年もよろしくお願い申し上げます!!
心疾患の人はマスクの使用にも気を遣います
ほるべーです。
ご存知の通り、コロナが原因でマスク着用が当たり前の世の中になってしまいましたが、心疾患の人はマスクの着用にも気を遣ってしまいます。
どういうことかと言いますと、
感染防止にはマスクが有効だが、自分が患っている冠攣縮性狭心症などの心疾患の人がマスクを着用すると体内へ酸素の流入量が減り、心臓に負担をかけてしまうとのことです。
いろいろと調べてみましたが、どうやら心疾患や呼吸器疾患の方がマスクをすると低酸素状態になってしまうことがあるようですね。
確かにマスクをすると、していない時よりもだいぶ息苦しいです。
皆さんもとっくにご存知だと思いますが厚生労働省によりますと、
↓
これを見てもわかる通り、感染リスクが少ない場合はマスクを外してOKって感じですね。
どこまで信用できるのかは不明ですが、とりあえず自分はこれに準じておりまして、屋外や他人がいない室内であれば基本的にマスクは外しています。やはり先ほども述べましたが、マスク着用が心臓に負担をかけてしまうというのが心配です。
ただ、感染も怖いですね。
ところで話は少し変わりますが、コロナが流行し始めた2020年頃は基礎疾患を持っている人は重症化リスクが高いと言われていましたが、最近はどうなんでしょう?
自分の周りでもだいぶ感染を経験した人が増えましたが、基礎疾患持ちでも重症化した人はいないんですよね。ただ、自分と同じ病気(冠攣縮性狭心症)の人が感染した例はまだ見ていませんから何とも言えませんし、個人差もありますからね。
とりあえずこれからも変わらず感染対策はしていこうと思います。
心疾患持ちはマスクの着用にも気を遣わなくてはならず、本当に厄介ですね。
まったく・・・
さておわりに。
早くマスクなんかしなくても大丈夫な世の中になることを願っています。
感染対策も大事ですが、心臓もいたわっていこうと思ったほるべーでした。
ではまた!
近況報告:冠攣縮性狭心症なんかアウト・オブ・眼中!ストレスまみれですが体調は良好です
皆様いかがお過ごしでしょうか、ほるべーです。
今回は簡単な近況報告です。
※ ※ ※ ※ ※
しかしだいぶ寒くなってきましたね。冠攣縮患者にはつらい、冬の到来です。
加えて私生活では愛猫が旅立ったり、仕事も忙しくてだいぶ身体にストレスがかかっている状態だと思います。
しかし!
思いのほか、体調は良好です。
案外、忙しい日々を送っていたほうが心臓には良いのかもしれません。
冠攣縮性狭心症のことなんて忘れていたと言いますか、
漫画イニシャルDの岩城清次みたいに言うと、
「アウト・オブ・眼中」ってところでしょうか。
冗談はさておき肝心の心臓の具合といえば、夏の終わりに気温変化で軽い発作が起きて以降、おとなしくしてくれています。
ありがたいことです。
まあ、このように忙しい?日々を送っておりましたので、このブログ記事の更新もだいぶ滞っておりました。だんだん新しい記事も書かないとな〜〜と思っていたら、だいぶ月日が経ってしまいまして・・・
ただ、その間にも同じ病気を患っておられる方々から何件かコメントを頂きまして、この病気と戦っているのは決して自分だけではないと痛感し、とても励みになりました。
本当にありがとうございます(涙)
さて、もうじき本格的な冬がやってきます。
自分はこの病気になってから4度目の冬になりますが、今回も準備を万全にして迎えたいと思います。ここは「アウト・オブ・眼中」ではいけませんね。しっかり越冬準備をさせていただきますよ。
以上、簡単ですが近況報告でした。
皆様も体調には十分気をつけてお過ごし下さいね!
愛猫ほるべーが虹の橋を渡って行きました
ほるべー隊長です。
私には飼い猫がおります。
名前は「ほるべー」。
このブログ名及びブログ主のペンネームと同じです。
実はこのブログ名は、その猫の名前を使わせていただきました。
その愛猫ほるべーが先日他界しました。
享年16歳。
若かりし頃の「ほるべー」2008.4.28自宅の庭にて撮影
ほるべーとの出会いは2006年の秋。
まだ生まれてから月日が経っていない子猫でしたが、母猫と一緒に毎日自宅の庭に来るようになりました。どうやら私の家が気に入ってしまったようで、必死に家に入れて欲しいとアピールします。しかし当時は室内犬を飼っていましたので、新たに猫を飼うことは考えておらず追い返していました。
でも毎日毎日来ます。
1日に何度も来て、母猫と一緒に懇願してきます。
ついにこちらも根負けし、家に入れてあげることにしました。
当初、母猫は冷静に家の中を探索するように歩き回っていましたが、子猫のほるべーは無邪気に、とても嬉しそうにはしゃぎ回っていたのが印象的でした。
多少の後悔の念と覚悟、そして無邪気なほるべーに対する愛でる気持ち・・・
とても複雑な気分だったのを覚えています。
その後しばらくして母猫は失踪、残されたほるべーはそのまま家に定住しました。
さて、「ほるべー」という名前は私が命名したのですが、
身体の模様が牛のホルスタインにそっくりでしたので『ホル』という字を取り、『べー』は単なる思いつきで名付けました。
「ほるべー」
ふざけた名前ですよね(笑)
でも本人は何度か名前で呼びかけるうちに、自分は「ほるべー」だと認識してくれたようでした。ついに家族の一員になります。
お気に入りの自宅庭で遊ぶ「ほるべー」
ほるべーはオスです。しかし運動神経がとっても悪く、機敏さもありません。
庭の塀から落っこちたり、木に登って降りれなくなって救出したり。
かと言って賢いほうでもなく、どちらかというと笑ってしまうほどおマヌケ。しかも飼い主の私から見ても、決して可愛い顔とも言えず・・・どちらかと言えばひょうきんな顔です。
でも性格は非常に温厚で穏やか。とても優しい性格です。一度たりとも噛まれたことも引っ掻かれたこともありませんし、嫌なことをされても我慢強く、決して怒りません。健診で医者に連れて行っても、いつも大人しくしていました。
そこが本当に魅力的で可愛いと思える部分でした。
いや、尊敬できると言ったほうがいいかもしれません。
ほるべーは自己主張が強い方ではありません。猫特有のツンデレもありません。
名前を呼べば応えてくれますし、いつも気を遣って接してくれているのがわかるほどでした。
共に生活をしていくうちに、彼がそこにいるだけで楽しく、かけがえのない存在になっていきました。
自分が辛い時にもどれだけ慰めてくれたことか・・・
亡くなる2年前、2020.9.17 自宅玄関先にて撮影
私が心疾患という大きな病気を患ったのは2019年の春。そしてこの病気についてブログで執筆をしていこうと決心したのですが、当時『ブログ名』に悩んでいました。
そこで思い浮かんだのが「ほるべー」の名を冠する名前。
この子の名前をお借りしようと思いました。
なぜなら、たとえ病気を患ったとしてもこの子のように、誰にでも優しく、我慢強く、人生を諦めずに生きていきたいと思ったからです。
ほるべーの後に続く「隊長」は単なる思いつきです(笑)
亡くなる4ヶ月前、病気を患いつつ、自宅前の道路でひなたぼっこする「ほるべー」
そんなほるべーでしたが、2022.4月、大きな腎臓の病気が発覚します。
医師に診てもらいましたが、すでに手遅れの状態でした。
もっと早く病気に気付いてあげれば・・・本当に悔やんでも悔やみきれません。
そこから亡くなるまでの約半年間、彼は必死に生きようとしていました。
亡くなる数時間前でも弱音を見せず、もう歩くことすらままならない身体であるのに、ちゃんと自分でトイレに行こうとする姿を見た時、とめどなく涙が溢れてきました。
「もう頑張らなくてもいいよ」
そんな言葉をかけてあげたい気持ちでした。
そして、愛するほるべーは2022.9.29の夜遅く、虹の橋を渡っていきました。
「ようやく苦しさから解放されたね」
「今まで本当にありがとう」
「また逢おうね」
彼の生き様は、生涯私の目標です。
『猫』という小さな家族ですが、その存在は私が想像していたものよりも遥かに大きくて温かいものでした。
十数年前、迷い猫として家に迎え入れた小さな存在が、実は自分の人生観を変える大きな存在だったのですね。
その意思を引き継いで、これからの人生を全うしていきたいと思います。
母猫に連れられて我が家に初めて来たあの日のことが今でも鮮明に思い出されます。
それは奇跡の始まりだったのですね。
ほるべー、今まで本当にありがとう!
いつか自分もそちらに行って再会した時は、優しく、全力で抱きしめてあげるよ。
それまで待っててね。
合掌