ピアノ男子はかっこいいのか?実体験を基に検証します
どうも、ほるべー音楽隊長です。
今回は申し訳ございませんが、かなり俗なお話になります。
「ピアノを弾く男子はかっこいいのか?」
最近は趣味でピアノを弾く男性が多いですからね。自分もその端くれとして、実体験を交えながら検証していきます。
ちょっと自慢っぽい?記事になりますが、皆様にはそこをグッと我慢してお読み頂けると嬉しいです(笑)勘違い野郎の戯れ言と思って下さい。
でも一応、自分は幼少期からピアノを習っていた経歴がありますのでマジメに解説していきますよ。
- ピアノ男子はモテます(笑)
- ピアノを弾く人がかっこいい理由とは?
- 大人になってからピアノを趣味として始めることは決して無理ではない
- ピアノが弾ける人はかっこいいが、かっこよさは後でから自然についてくるものです。
ピアノ男子はモテます(笑)
いきなりですが、ピアノを弾く男性はモテます。
ピアノに限らずギターやサックスなど、楽器を弾ける男性は女性からの評価がハンパなく上がりますが、特にその中でもピアノは別格です。
ではなぜピアノがそれほどモテる楽器なのかを説明していきましょう。
ピアノ男子は知的で専門的な人に見える
やはりピアノって誰でも簡単に弾ける楽器ではありませんから、他人から見れば珍しいのだと思いますし、特に男子だと更にレア度が増すということもあるのでしょう。
ギターを弾く男子は割と多いですが、ピアノは主に女子が弾くというイメージが大きいですからね。
それから、「そんな特技があったんだ」と驚かれるという要因もありますね。
しかも4つくらいコードを覚えてジャラジャラ音を鳴らせば様(さま)になるギターと違って、
ピアノは人前で披露出来るようになるまでは相当の鍛錬が必要になりますから、より「音楽に対して造詣が深くて専門的な人」に見えることもモテる大きな要因の一つですね。
ピアノ男子に対して女子はどういうイメージをもっているのか
これは実際女子達に聞いたり調べてみたことですが、
「まじめそう」
「育ちが良さそう」
「品が良さそう」
「頭が良さそう」
「素敵に見える」
・・・
などなど。
この回答で注目して欲しいことは、
ギター男子とは明らかにイメージが違うということです。
確かにギター男子もかなりモテる要素が大きいのですが、ギターに関しては、あまりこのような印象は持たれることは少ないですね。
どちらかというとギター男子はノリが良くてヤンチャなイメージです。
対するピアノを弾く男性は「真面目で知的な人」といったところですね。
ヴァイオリンもピアノと似たような傾向があるのですが、楽器によって印象が変わる事、これが非常に面白いところです。
いずれにしても、ピアノ男子はめちゃくちゃモテます。
(笑)
実体験その1
大学生の時でしたが、夏休みに地元で中学校の同級会がありました。大半の同級生達は自分が幼少期からピアノを習っていたことを知りませんでしたが、同席した元担任の先生はわかっておられたようで、
「二次会はバーに行こう。そこにピアノがあるから、ほるべー君に弾いてもらおう」
なんて言い出したのです。
え?
と思いましたね。
「なんちゅうことを言ってくれたんだ・・・」
とりあえず先生のその発言を聞いた同級生達はびっくりしていましたが、自分もそれ以上にそんな提案がされたことにびっくりでしたよ。
そして二次会に行き、気は進まないまま早速弾くことになったのですが、そこは小洒落たバーですので自分の得意分野であるコテコテのクラシック音楽はどうにも雰囲気に合わないような気がしまして、ヘタクソですがその当時勉強していたジャズを弾いてみました。
曲は『My Foolish Heart』
ジャズの名曲です。
たいした演奏ではないのですが、
同級生達はスタンディングオベーション!
女子達からは賞賛の嵐!
実はミスタッチだらけだったのですが、みんな酔っぱらっていたことに加えてジャズの曲ってそもそも知らない人にはミスタッチや間違いに気付かれにくいというメリット?がありまして(笑)
大成功でした。
その後は三次会までずっと女子達に囲まれていましたよ。
まさにスター気分!
ヒジョーに幸せな時間でありました(笑)
ただ、合唱コンクールのピアノ伴奏をした女子からは、
「そんな腕前があったのなら、どうしてあの時伴奏者として立候補してくれなかったの?」
と悲しげに言われまして・・・
とっさに、
「好きな曲を自分の解釈で自由に弾くのは得意だけど、皆に合わせなくてはならないピアノ伴奏は難しくて苦手だから」
「伴奏の腕前なら僕より◯◯ちゃんのほうが上手だと思うよ」
なんてそれらしいセリフを言ったら、またまた感動してました。
う〜〜ん、我ながらかっこいい!
罪な男!!
もうね、ピアノを披露した後は何を言ってもスターなんですよ。 無敵状態に突入です。
実を言うと、合唱コンクールの伴奏なんて恥ずかしいですし、新たに曲を練習しなきゃならないから面倒だと思っていたのが本音だったんですけどね。
この場をお借りして謝罪いたします・・・
やはり「噂通りピアノが女子を虜にする魔力はすごいぞ」
と思いましたね。
他の方のブログなどでも、
「ピアノが弾けると5割増でかっこよく見える」
との見解を述べておられる方がおりますが、まさにその通りです。
実体験その2
社会人になってからですが・・・
仕事の仲間達との忘年会でホテルに一泊したことがありまして、ロビーにピアノが置いてあるのを見つけ、酔っぱらった勢いで弾いたことがあります。
その時の仲間達の反応も凄かったですね!
女子社員達から、
「え?なんでピアノが弾けるの?」
「ほるべーさん、とても素敵でした」
「今度また弾いて下さい!」
なんて言われてまして・・・
嬉しいやら恥ずかしいやら(笑)
普段は冴えない中年のオッサンですが、やはりそんな時はスターになれますし、女子達からの評価がグッと上がりましたよ。その後は何かと職場でのコミュニケーションも取りやすくなりましたね。
※ ※ ※ ※ ※
というように自分はホントに単純でアホなオッサンですが、とにかくピアノを弾くと女子達からの反応は想像を絶するものがあります。
長々と自慢話にお付き合い頂きましてありがとうございました(笑)
ピアノは持ち運びが出来ない楽器だからモテるという要素もある
ここで心理学的なお話をさせていただきます。
ご存知の通り、ピアノはギターなどと違い持ち運びが出来ません。ピアノが置いてある場所というのはとても限られます。
実はこれがモテる大きな要素なのです。
なぜかと言いますと・・・
『たまたまそこにピアノがあったから披露した』
というように、偶然のシチュエーションになることがポイントなのです。
しかも多くの場合、そういったシチュエーションでのピアノ演奏は自らすすんで披露をするのではなく、
『一緒にいる他人から頼まれて(けしかけられて)仕方なく弾く』
というケースが多いですから、
全くイヤミに見えないのです。
ドヤ男の真逆です。
そういった受動的な姿が乙女心をくすぐるのでしょう(笑)
これがギターの場合はどうでしょう?
例えばギターを背負っている場合・・・
本人にそのつもりがなくても、ギターを背負っているという姿が、見るからに『他人に披露したいから持っている』というふうに見えてしまいます。
「どうせギター上手なんでしょ?」
と思いますよね。
この時点で意外性などの魅力は落ちます。
ですが、ギターも『偶然そこにあったから弾いた』というケースならピアノと同じことが言えますね。
ピアノを弾く人がかっこいい理由とは?
では、一般的になぜピアノを弾く人がかっこよく見えるのかを説明しましょう。
そこには様々な理由があります。
ピアノを弾けるという「意外性」
これは前章でも多少触れましたが、
「まさかこの人にこんな特技があったなんて」
という意外性、普段の見た目とのギャップが”かっこよく見える”大きな要因です。
特にそれが男子ならばより大きなギャップを与えることになります。
そもそも男性でピアノを弾ける人ってあまりいませんからね。
ピアノは万人に親しまれる独特の音色を発すること
これも重要な要素ですが、
ピアノの音は、他の楽器に見られるような「音の好き嫌い」がほとんどありません。
ですから相当ヘタクソな演奏や、不協和音連発の曲でない限り、聞いている人は不快な気持ちにはならないのです。
例えばトランペットなどの管楽器やギターの音色は、いくら卓越した演奏技術を持っていても、人によっては「騒音」に聞こえてしまうこともあります。
それらの楽器が好きな方、こんな事を書いてホントにすいません・・・
しかしピアノの音を嫌う人っていないのです。
それはみんなが子供の時から音楽の授業などで普通に「慣れ親しんだ音」でもあるからです。
加えて、こんな図式も成り立ちます↓
ということは・・・
『ピアノが弾ける人=音楽の先生並みに専門知識を持っている人』
という印象を与えることになります。
これもかっこよく見える要素の一つですね。
とにかくピアノは聴衆にすんなりと受け入れられ、自然とかっこよく見えてしまう特殊な楽器と言えます。
ピアノを弾く人は聞き上手であること
一般的に、
ピアノに限らず楽器を趣味としている人は「聞き上手」であると言われています。
聞き上手な人はいろいろな面で大きなアドバンテージがあります。
例えば仕事や対人関係などでもそうですが、現代社会において他人の話を聞けるという特技は、
『信頼を得る』『良好な人間関係を構築する』
という点においても、とても重要なことです。
『話をよく聞いてくれる人』は必然的に他人に信頼され、好かれる人です。
ではなぜピアノが趣味の人は聞き上手なのか?
それは・・・
ピアノという趣味は、練習している曲があれば必ず『お手本』となる演奏を何度も何度も繰り返し聞くということが日課になっていきます。つまり、『聞く』ということに慣れていくのです。
ですから、他人の意見や悩みなどにも普通に耳を傾けるという習慣が勝手に身に付いていくのです。
それは『聞く』というより『聴く』という漢字で表現したほうがしっくりきます。
他人の演奏も、他人の話もしっかりと耳を傾けて『聴きます』。
そんな姿勢が周囲の人からかっこよく見え、結果的に信頼されて愛される人になるのです。
※ ※ ※ ※ ※
ところで反対に嫌われる男性の代表的な特徴は、相手のことなどお構いなしにドンドンと自己主張をしていく人だと言われていますよね。
そんな自己主張ドヤ男にうんざりしている女子も多いのではないでしょうか?
そういった行き過ぎた自己主張は女子にとってはドン引きしてしまいますし、同性からも嫌われてしまう傾向にあります。
自分に課した目標を達成しようとする姿勢がかっこいい
ピアノは「一曲」を仕上げる(弾きこなす)為には相当な努力と根気が必要です。
まさにストイックな精神が無いと続けられません。
そういった部分が、他人から見ると「かっこいい」と見えるのです。
一曲を仕上げるにはとにかく自分を追い込んでいきます。
まさに鍛錬・修行です。
ひたすら何度も繰り返し練習をしていきます。
でも、
そんな血の滲むような努力をしたからこそ、他人を感動させる演奏になるのです。
そのように人知れず努力を重ねた上での演奏は、
「自分をかっこよく見せよう」とか、「モテたい」
などというゲスな下心は全く見えません。
それは純粋にかっこよく、聴く人を惹き付ける魔力があります。
ピアノ演奏という趣味は、「目標に向かって努力する」という姿勢が自然に身に付いていきます。
これは仕事をする上でも必要な精神であり、努力をしたからこそ成果に結びついていくものです。
そんな人はとても魅力的に見えますよね。
複雑な同時操作をこなす姿がかっこいい
ピアノはほぼ全身を使って演奏します。この姿をピアノをよく知らない人が見ればとてもびっくりします。
自分も小学生の時にレッスンの先生が初めて「本気」で弾いてくれた姿を見た時は鳥肌が立ちました。
ちなみにその時に弾いてくださった曲はショパンのバラード第1番。これは普通の小学生が弾けるような曲ではありませんし、「聴きこなせる曲」でもありませんが(笑)
とにかく鍵盤上を見た事もないような動きで駆け巡る指、それに連動したペダルを刻む足、音の強弱や曲想を表現する全身の揺れや顔の表情・・・
マジでビビリました。
神様のような存在に見えましたよ。
それから、その先生は女性ですが「かっこいい」とも思いました・・・
小学生ながら惚れましたね(笑)
今回は「ピアノ男子」がテーマなのですが、ピアノを弾いているという姿には男子だろうが女子だろうが関係なく圧倒されます。
とても常人には真似ができない姿であることに間違いはありません。
その複雑な同時操作から紡ぎ出される音色に身も心も染まります。
人間にとって複数同時操作というものは非常に難易度が高い動きになります。
その難解な動きを実際に体現している姿は、簡単には出来ないからこそ「かっこいい姿」に見えるのです。
自分の弱点を認め、克服していく姿がかっこいい
ピアノの練習は、当然ながら上手に演奏できるように、そして自分が目指している演奏が出来るようになることを目標として行います。
それを繰り返すうちに、自分の演奏の弱点などを探していくことが当たり前になっていきます。その為には客観的に自分の演奏内容を分析しなければなりません。そして実際に弾きながら、または録音して、徹底的に自分の弱点を探して克服していきます。
そんな習慣・能力が自然と身に付いていきます。
それはピアノに限らず、実生活においても同じです。
自分自身を振り返り、ミスや過ちは素直に認めてダメなところは直していこうという精神が強いですから、「自分自身に厳しい人」という好印象を与え、結果的に「かっこよく」見えるのです。
大人になってからピアノを趣味として始めることは決して無理ではない
そんな『かっこいいピアノ』ですが、やってみたいけど敷居が高くて躊躇している方もたくさんおられるのではないでしょうか?
いやいや、決してそんなことはありません。
大人になってからでも難易度が高い曲を弾けるようになる人もいますし、練習をしていけば間違いなく上達します。慣れてくれば中級程度の曲は意外とあっけなく弾けるようになりますよ。
基本的な指の動かし方や、楽譜の読み方を覚えれば、あとはもうひたすら練習していくだけです。
はっきり言えば、
ピアノをやりたい(弾きたい)という気持ちさえあれば大丈夫なのです。
確かにプロや上級者を目指すのであれば幼少期から習っているほうが圧倒的に有利であることに間違いはありません。
ですが、プロを目指すのではなく、趣味として始めるのならば年齢なんか全く関係ありません。定年を迎えた人が老後の趣味という目的で始めるというケースも多いですし、過去に習っていた経験がある方ならばすぐにでも再開できるでしょう。
それから、ピアノは技術的に『上級』に属する曲ばかりが名曲とは限りません。
初級・中級者レベルの曲でも他人を感動させることができる曲はたくさんありますし、自分の技量の範囲で無理なく演奏できる曲を弾けばよいのです。
とにかく一生懸命に練習を重ねた上での演奏というものは、それが上手とか下手という概念を超えて評価されるものですし、確実に聴いている人の心を揺さぶります。
そもそもピアノ演奏ができる人自体が少ないですから、「弾ける」だけでかっこいいのです。
まあ、ピアノという趣味は他人から評価されたいからやるという人もいるでしょうが、それよりも単純に、
「ピアノが好きだ」とか、「この曲が好きだから弾いてみたい」
という素直な気持ちがきっかけとなって始めることが多いでしょうね。
ぜひ興味がある方は躊躇せずに始めてみてください!
いろいろな苦労や楽しさが待っていますよ。
ピアノが弾ける人はかっこいいが、かっこよさは後でから自然についてくるものです。
自画自賛しているようで申し訳ないのですが、やはりピアノが弾ける人ってかっこいいと思います。自分から見ても上手な人には憧れますし、単純にかっこいいです。
それは男性だけではなく、やはり女性が弾くピアノもいいですね。
例えば細身の女性がエネルギッシュに演奏している姿などは先ほども触れた『意外性』『見た目とのギャップ』という点において、とても魅力的に見えてしまいます。
※ ※ ※ ※ ※
さて、おわりに。
今回は『ピアノ男子はかっこいいのか』という俗な内容を取り上げてみましたが、そもそも音楽って素晴らしいものですし、ピアノという楽器自体も大変魅力的です。
個人的にピアノは「小さなオーケストラ」だと思っています。
その1台で大編成のオーケストラに負けないくらいの感動を聴衆に与えることができるのですから。音色・音量・表現力など、どれをとってもまさに楽器の王様です。
しかもそれをたった一人で行えるのです。
こんな魅力的な楽器は他にはありません。
ですから『かっこよさ』を追い求めてピアノを始めることも当然アリですが、まずは根本的にピアノ音楽の魅力というものを理解して、楽しみながら継続していくことが大切だと思っています。
マジメな話、とことん練習して上達すれば、実際に曲を弾いている時にその曲の美しさに感動して(自分の演奏に酔いしれて?)鳥肌が立つことだってありますし、涙を流すことだってあります。
それから、難しい曲や憧れの曲が弾けるようになった時の感激や達成感は普段の生活ではなかなか味わう事ができないものです。
そんなことを続けているうちに知らず知らず上達していき、他人に披露をした時は「かっこいい」と賞賛を受けるのです。
ですから、
かっこよさは上達に伴って勝手についてくるものです。
でもなんだかんだ言っても、やはりピアノを弾く人ってかっこいいですよね!!
それでは、今回はここまでにします。
ぜひかっこよくて素敵なピアノライフを!
↓弾くと「ウケがいい曲」「かっこいい曲」の法則を徹底的に考察したこちらの記事もお読み下さい。曲の紹介もあります。