『ゴルフ』YouTubeなどで「スライスが直る動画」と「直らない動画」の違いを説明します
どうも、元超絶スライサーのほるべー隊長です。
「いくら練習してもスライスが直らない！」
という切実な悩みを抱えているゴルファーの中には、
YouTube動画にあふれている
『スライス矯正系動画』
を視聴している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？
でも、実際にたくさんある動画の中で実際にどれを参考にすればよいのかが難しいところですよね。
そこで今回は超絶スライサーを卒業した自分の経験から判断して、本当にスライスが直る練習方法（動画）と、ほぼ効果がない動画の違いについて説明します。
- 『手打ち無視のボディーターン系動画』でいくら練習してもスライスはほぼ直りません
- スライスが直せるのは正しい手の使い方を取り入れている動画（理論）です
- なぜボディーターン系理論の動画はダメなのか
- 効果がある動画のご紹介
- おわりに
『手打ち無視のボディーターン系動画』でいくら練習してもスライスはほぼ直りません
まずは効果が期待出来ない種類の動画から紹介します。
それはズバリ、
手の使い方（手打ち）を全く無視、又は否定してボディーターン理論のみを基本としているものです。
自分もいろいろな動画を見てきましたが、
upされている動画のほとんどがコレです・・・
ゴルフスイングの基本として、
まずは手をしっかりと正しく使う練習をしてからじゃないと、ボディーターン理論なんか取り入れてもスライスが直るどころか、上達できません。
動画に限らず、ネット上の記事やテレビ・雑誌などではごく当たり前のようにボディーターンばかりを推奨しています。
これを信じて練習しているからいつまでたってもスライスが直らないのです。
「そんなはずはないだろ！」
「◯◯プロだってボディーターンだって言ってるぞ！」
という声が聞こえてきそうですが、なぜそういった理論はダメなのか？
それは後で詳しくご説明します。
スライスが直せるのは正しい手の使い方を取り入れている動画（理論）です
『手を使う＝手打ち』
『手打ち＝悪』
『手打ち＝やってはいけないもの』
ほとんどのゴルファーは手打ちは悪いものだと思い込んでいます。
実際に自分もそうでした。
その原因は、前項でも述べましたが数多くいるボディーターン推奨派達が、
「手打ち＝悪」
という布教活動をしている為でしょう（笑）
冗談はさておき、
実際にスライスをしている人の多くは、
正しい手打ちができていません。
ここで勘違いをしてほしくないのですが、
正しい手打ちとは、
必ず『アームローテーション』を入れることです。
人によってはフェースローテーションとも言います
意識的かどうかは別にして、実はどのプロもみんなやっていることなのです。
この基本が無いことには、
いくらボディーターンを実践しても全く意味がないのです。
なぜボディーターン系理論の動画はダメなのか
正しい手の使い方（アームローテーション）に全く触れていないこと
ゴルフはスライスを直すことも含め、上達するには必ずアームローテーションを取り入れたスイングを覚えないことには始まりません。
本来ボディーターンは、手打ち（アームローテーション）を正しくマスターした後に習うべきものであり、正しい手打ちにプラスして行うものです。
しかしほとんどのボディーターン系動画は、その事を無視しています。
それが根本的にダメなのです。
YouTubeなどにアップされているスライス矯正系動画では、その事について全く触れていないケースが多いです。
正しい基礎（手打ち）を知らないのに、
「下半身リード」だの、
「身体を回せ」だの、
「体重移動しろ」だの、
そんなことをしたら、
振り遅れてますますスライスは助長されるだけです。
なぜそのことに触れないのか？
全く不思議でなりません。
よほど手打ちが嫌いなのでしょうね
練習内容が難しいくせに効果が薄い
ボディーターン系のスライス矯正理論はとにかく内容が難しいです。
レッスンプロ（動画UP主）の説明を聞くと簡単そうに思えますが、実践するのが難しく、その通りにはなりません。
とてもじゃないですが、大人になってから始めたアマチュア向けの理論ではありません。
したがって、効果はあまり期待できません…
自分がスライスに悩んでいる時にさんざん試して実感しました
ではいくつか例を挙げて、
ツッコミをいれてみますよ。
「ストロンググリップにしろ」
●確かにグリップは大事ですが、そんなことで直るのなら苦労はしませんが？
●いくらストロンググリップにしてもスライスが直らないから、ありえないくらいストロンググリップにしました。スライス矯正どころかまともにスイング出来なくなったのですが？
「インサイドアウトに振れ」
●それってそんな簡単にできます？
●ドライバーでそれが出来たとしてもアイアンやウェッジはどうするの？百歩譲ってそれでドライバーが上達してもアイアン系はダメになると思いますが？
●そもそもアームローテーションを知らない人がそれをやったらスライスどころか、プッシュアウトスライスというOB確定の最悪の弾道になりますが？
「テークバックでインに引き過ぎるとダメ」
●インサイドアウトがいいと言ってるのに今度はインに引き過ぎはダメなの？
●そもそもどのくらいで「引き過ぎ」になるのかが不明なのですが？
●じゃあ結局何が正解なのよ？
「フェースを最初からかぶせた状態で打て」
●なになに？構える時点でフェースの向きを思い切りかぶせて（左に向けて）から打つとスライスにならない？
あれ？これはすごいかも！確かにスライスが出ません！
でも良く考えると・・・
これって何一つ根本的な解決になっていないと思いますが？
「しっかり体重移動しろ」
●身体が左右にスウェーして振り遅れて更にスライスがひどくなりますけど？
●ついでにダフリ・トップも劇的に増えたのですが？
「フェースが開かないようにチェックしながらスイングしろ」
●スイング中にフェース面をチェックする？
バックスイング、トップ、インパクトでフェース面を確認？
２秒も掛からないで終わるスイングという動作でそんな事を逐一確認して打ってる余裕は無いのですが？
「軌道を〜、シャットに〜、トップの位置が〜、ダウンはこうで〜、」
●一瞬で終わるスイング中にそんなにたくさん意識できませんよ？
●結局何をどうすればいいのよ！
どうでしょう、
まだ続けますか？
これが、
『ボディーターン系スライス矯正動画レッスンのあるある』
です。
もちろん、自分はすべて試しました。
その結果、
何の役にも立ちませんでした
（笑）
まあ、
「おまえのセンスが無さ過ぎるんだよ」
というツッコミが入りそうですが、
少なくともこの記事を読んでいらっしゃるあなたは、自分と同じ気持ちではないでしょうか？
「何を試してもダメ、結局何がいいのかわからない」
そんな状態に陥っていませんか？
確かにこれらの理論が間違いとは言えませんし、正しいことをレッスンされているのでしょう。
ただ、
内容が難しすぎるのです。
ですから初心者が実践しても、
効果がほとんど出ないのです。
効果がある動画のご紹介
では、効果が期待出来る動画をいくつかご紹介しましょう。
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まずは自分が最も信頼している理論、
桑田泉プロの『クォーター理論』です↓
本当は他にもっと良い桑田プロの動画はあるのですが、
おそらくそのほとんどが無断アップロード？だと思われますので、
それらの紹介については差し控えます。
調べたところ、
この２つの動画に関しては桑田プロのレッスンDVDを実際に販売している会社の公式動画ですので紹介させて頂きました。
正直に言いますと、この２つの動画はあくまでも、
『クォーター理論の紹介動画』
ですから、おそらくこれを視聴してもスライスは直らないと思います。
核心部分がカットされていますので・・・
ちなみに桑田プロの公式YouTubeチャンネルは今のところ(R2.9時点)無いようです
クォーター理論をもっと知りたいという方は、実際にDVDなどを購入して下さいということですね（笑）
この理論を実践すると、スライスが直るどころか意図的に打つ事が出来るようになります。
詳しくはこちらの記事をお読み下さい↓
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続いてはこちら、
片山晃プロ公式チャンネル『右手のゴルフ理論』↓
この理論はクォーター理論と似ている部分があります。
ボディーターン信者には拒絶反応が起きそうな内容ですが、
痛快な毒舌トークがクセになります
（笑）
なにせボディーターン完全否定ですから
ボディーターン信者の方や、何が何でもボディーターンでやりたいという狂信的な人でなければ、実際に効果が得られる理論です。
賛否両論あるようですが、自分は肯定しています
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最後にこちら、
三觜喜一プロの公式動画レッスンです↓
この動画もスライスには効果的です。
ただアームローテーションには触れていないので、
「それはすでに知っている（出来ている）」
という前提で見て頂くことをおすすめします。
自分なりにこの動画の要点を補足しますと、
『ボールがある位置は左だが、もっと右にあると思って打つ』
という事だと思います。
三觜プロは『円の中心・最下点』という表現をされていますが
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総評すると、
片山プロと三觜プロに関して、今回ご紹介した動画以外の動画では、初心者の方には少々難しい内容のものもありますので注意してください。
そして桑田プロですが、公式チャンネルが無いのが残念です。
ただやはり桑田プロの理論は初心者にもわかりやすく、すぐ結果につながります。
おわりに
今回、
『スライスが直る動画』と『直らない動画』の違いなどをご紹介しましたが、
その根拠としては次の通りです。
①「実際に自分が体験したから」
②「自分が実践した動画の約７割は全く効果が得られなかった。そしてアマチュアゴルファーの約７割がスライサーという現実。偶然にもこの７割という数字が合致すること」
この２つです。
特に②についてですが、
日本のゴルフ界にはホントに全く役に立たない理論（動画）があふれています。
７割も！
そんな『インチキ理論』に騙されているから、上達出来ないアマチュアゴルファーもあふれかえってしまうのだと考えています。
くどいようですが７割も！
最後に、
今まで、いくらスライス矯正の動画を見て練習してもうまくいかなかったという方、
ぜひ今回ご紹介させて頂いた動画などを参考にして練習してみて下さい。
スライスは絶対に直るものです。
不治の病ではありません。
必ずそう信じて練習して下さいね！！
そしてもっともっと楽しいゴルフライフを送ってください。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
今回はこの辺で失礼させていただきます。
ではまた！
