ゴルフ練習場の妖怪「教え魔おじさん」にご用心!
どうも、教え魔退散委員会のほるべー隊長です。
今回は世にも恐ろしい妖怪のお話です。おそらくゴルフをやる方であれば、1度くらいは取り憑かれたことがあるのではないかと思います。
その妖怪は主にゴルフ練習場に出没するのです。
名前は「教え魔おじさん」!!
こんなにかわいくないかも
本気で取り憑かれたらおしまいです。あなたのゴルフ人生を破滅させるほどの強大な妖気を持っています!
ではそんな恐ろしい妖怪、「教え魔おじさん」の全貌を明らかにしていきましょう。
教え魔おじさんの種類
自分の練習自体はあまりせず、獲物を探し回るタイプ
彼らは常に取り憑く先を探しています。特に弱そうな獲物を見つけると音も無く背後へ忍び寄り、じっと取り憑くチャンスを待つのです。そしてこちらと目が合った瞬間、やられます(笑)
と、一般的にはこんなタイプの教え魔おじさんが多いです。あちこちの練習場で目撃例が報告されています。おそらくどこの練習場にもいるのではないかと。
怖いですねー!!
やはり狙われるのは「初心者」と「一人で来ている女性」が多いですね。
教え魔おじさんはそんなターゲットをロックオンすると、音も無く背後に立って何か言いたそうにこちらを見ているんですよ。
オイオイ、いつの間に!
何となく気まずい雰囲気ですが、目が合ったり話しかけた瞬間に『恐怖の教え魔レッスン』がスタートするんですよね。
「惜しいな〜、こうするともっといいんだけどなぁ」
「そのグリップじゃスライスだよ」
「トップの位置はこうじゃ」
「それじゃ手打ちだからダメだ」
「もっと下半身リードして!」
こちらが素直に「ハイハイ」と聞いていると、ますますエスカレートして1時間位は余裕で妖怪レッスンが続けられます。
まあ、ボールを打ったことも無い初めての人ならば多少勉強にはなるのでしょうが、ほとんどの場合は有害物質以外の何物でもありません。
特に中級者など自分の練習法で軌道に乗っているゴルファーは要注意ですね。
せっかくこれまで練習で積み上げてきたものが崩れ去ります。
集団でたむろして獲物を待っているアリ地獄タイプ
これも練習場に行くと高い確率で遭遇します。おじさん達が1つの打席の周りに集まっている光景。そしてゴルフ談義に花を咲かせています。
永遠に出ない答えを求めて「あーだこーだ」しゃべっています。
もはや彼らにとっては日課のようなもの。もしもその隣りの打席に入ってしまったら・・・
恐ろしいことになるかもしれません。
まずその中のリーダー格のおじさん妖怪がちょっかいを出してきます。集団教え魔レッスンの口火が切られます。そして周りの妖怪達も次々と参戦し、もはやカオス状態へ突入。
こうなったら練習どころではありません。
時間とお金は戻ってはきません・・・。
もはやアリ地獄です。
ラウンド中の教え魔タイプ
「コースを一緒に回る同伴者が教え魔妖怪だった」
とくに職場の上司や先輩だった場合。
これはもう諦めましょう(笑)もう逃げられませんので。
数多いる教え魔妖怪の頂点に君臨する最凶の教え魔おじさんです。
ぬらりひょんクラス。
このタイプは警報級に危険です。実際にほるべー隊長も経験済みですが、
その日のスコアは完全に終了したと思って下さい。
全く意味不明なラウンドレッスンが開始されます。
グリップを矯正させられ、
スイングを矯正させられ、
すべてを矯正させられ、
もはやゴルフとは何なのかさえもわからなくなります。
「もういいから早く帰りたい!」
これが本音です。
彼らはなぜ教えたがるのか
ざっくり言うと、彼らは知識量がハンパ無く多いからです。雑誌やテレビなどから得た情報がたっぷりありますから、それを他人へ伝えたくて仕方がないのですよ。
決して悪気があるわけではないのです。
むしろ彼らにしてみたら、「良いことをしている」という感覚なのでしょう。
それからもう一つ、心理学の観点から分析すると、人間誰しも持っている「指導したい欲求」があるからです。指導することによって相手よりも優位に立ちたいという心理が働くためにゴルフの練習という場を利用しているということです。
簡単な撃退法と教え魔おじさんのゴルフの実力
ここで教え魔おじさんの超簡単で効果があった撃退法を紹介します。
これを言うと意外とあっさり退散します↓
「普段はレッスンプロに習ってて、違う練習法はするなと言われてるから」
魔法の呪文です。経験上、ほぼこれで退散します。
たまにしつこい奴はいるけど
それでもダメなら、
「レッスンプロより上手なら実際に打ってお手本をみせてくれ」
まあ、拒否して退散するでしょうね。
それでも怯まず自信たっぷりとフルスイングしてくれた教え魔もいましたが、凄まじい『明治の大砲』で乱射劇を披露してくれました(笑)
実際のところ教え魔おじさんは知識量は豊富なのですが、それを体現できません。
残念ながら、”下手くそ”なのです。
上手な人は他人に教えない
そもそも本当に上手な人は自分から進んで教えることは滅多にしません。
頼まれたら教えるというスタンスです。
ほるべー隊長の知人にもシングルプレーヤーや毎年クラブ選手権決勝ラウンドに出場している猛者がいますが、彼らは簡単には他人に教えるということはしないそうです。
なぜか?
教えることによってその人のスイングバランス等が崩れ、ゴルフ人生が崩壊する危険性があるからだそうです。
それからもう一つ、
「そもそも自分は教えるプロではない」
とも言います。ごもっともですね。
最凶の教え魔妖怪に取り憑かれた実体験
ほるべー隊長が実際に経験したことを綴っておきたいと思います。
ゴルフを始めて2年目、ようやく100を切れるようになった頃の話です。いつもの職場のメンバー(先輩2名、同期1名)と4名でラウンドする予定でしたが、急遽1名が用事で欠けてしまったので別の先輩を加えることになったのですが、これが悪夢でした。
呼んだ先輩は完璧に
「一緒に回りたくないタイプ」
ちなみにその先輩とは以前違うコンペで同じ組でまわったことがあり、明らかにスコアは虚偽申告するし気性が荒く自分勝手でやりたい放題・・・
しかも教え魔妖怪ときたもんだ!!
まあ、最悪でしたね。
とりあえず前半は特に問題なくラウンドしていたのですが、前半終了時のスコアは自分は47でその先輩妖怪は52。
そこで頭に来たのでしょう。
「まだ初心者のくせに自分よりスコアが良いのは許せん!」と。
その先輩はいつも「わしのベストスコアは72じゃ」と豪語してましたからプライドがあったのでしょうね。
実は前回もほるべーが勝っています。ウヒヒ
そして後半が始まったら教え魔攻撃が始まってしまったのですよ・・・
「アドレスがおかしい」から始まり、グリップ、スイング、すべて否定されましたね。
自分が打つたびに「あーだこーだ」
これじゃとてもゴルフになりません。
というより全く楽しくない
そんなレッスンのおかげで後半のスコアは62という素晴らしい結果になりまして、
上がってみればトータル109でした。
ちなみに先輩妖怪は後半45?(虚偽申告魔なので信憑性無し)でトータル97だそうで(笑)
「あ、そうですか。よかったですね」って感じでしたね。
とにかく二度とコイツとはラウンドしないと思ったほるべー隊長でした。
これはかなり特殊なケースでしょうね。
教え魔というよりその人の性格そのものが・・・
まあこれもゴルフ。高い勉強料でしたが(笑)
おわりに
いかがでしたでしょうか。
教え魔おじさん達はおそらく今日も獲物を探していることでしょう。
ただ、最近では練習場も対策をしておられるようで「一般の人によるレッスン禁止」という張り紙がされているところもあるとか。
何はともあれゴルフは楽しくやりたいものです。
せっかくの休日の楽しみなのですから。
とにかく教え魔おじさんには関わらず、反対に教え魔にならないよう気をつけましょう!
最後に、
教え魔おじさん達もしゃべっている余裕があるのならもっと練習しましょうよ(笑)
そのほうがよろしいかと。
ではまた!
教え魔なんかに取り憑かれないよう上達したい!という方はこちらをお読み下さい↓