ほるべー隊長のブログ

さだまさし作詞作曲「償い」を聴きながら交通事故の無情さについて考えてみる

どうも、ほるべー音楽隊長です。

今回はさだまさし氏作詞作曲の「償い」という曲をご紹介します。

 

テレサテンの償いは知っているけど、さだまさしの償い?

もしかしたらご存知の方は少ないかもしれません。

あまりメディアで取り上げられることもありませんし。

 

ところがこの「償い」という曲、とんでもない曲です!

はっきり言って、

涙無しでは聴けません。

実はこの曲は”交通事故”がテーマなのです。

調べてみたところ、さだまさし氏の知人が体験した実話を元に作られた曲なのだそうです。

被害者と遺族の苦しみや悲しみ、そして加害者の人生は・・・

「交通事故とは何と無情なのだろう・・・」

 

そんなことを考えさせられる名曲です。

では、どんな歌なのか。

まずは歌詞を引用させていただきます。

 

 

 償い

作詞:さだまさし

作曲:さだまさし

月末になるとゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑ってもゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

僕だけが知っているのだ彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった彼はその日とても疲れてた

人殺しあんたを許さないと彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣きながら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった

それから彼は人が変わった何もかも
忘れて働いて働いて
償いきれるはずもないがせめてもと
毎月あの人に仕送りをしている

今日ゆうちゃんが僕の部屋へ泣きながら走り込んで来た
しゃくりあげながら彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えてようやく七年目に初めて
あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

「ありがとうあなたの優しい気持ちはとてもよくわかりました
だからどうぞ送金はやめて下さいあなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのですあなたの気持ちはわかるけど
それよりどうかもうあなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」

手紙の中身はどうでもよかったそれよりも
償いきれるはずもないあの人から
返事が来たのがありがたくてありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて

神様って思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
やさしい人を許してくれてありがとう

人間って哀しいねだってみんなやさしい
それが傷つけあってかばいあって
何だかもらい泣きの涙がとまらなくて
とまらなくて とまらなくて とまらなくて

 

 

 

初めてこの曲を聴いたとき、

あまりの衝撃にフリーズしました。

 

交通事故とは・・・

 

それはたった一度のミスが人生を狂わせてしまうもの。

一瞬にしてその人の人生が消滅。

残された遺族の怒り、悲しみ、あきらめ・・・

加害者の苦悩、殺人者としての人生・・・

 

誰も他の人を傷つけるつもりは無かった。

誰も他の人を殺すつもりは無かった。

ただ、それぞれが真剣に自分の人生を送っていただけなのだ。

 

 

 

だから交通事故って悲しいんです・・・。 

たった1度の間違いなのに。

 

この曲はそんな交通事故の無情さというものを教えてくれます。

誰だって被害者になる可能性があるのです。

もしかしたら明日、過ちをおかして殺人者としての人生を送ることになるかもしれない。 

でも、それは誰にもわかりません。

だからこそ自動車の運転というものは、あらゆるリスクを無くしていくことが必要なのです。

 

 

交通事故とは・・・

被害者も、遺族も、加害者も、みんな悲しい。

 

こんなに悲しいもの、この世から完全に消え去ってくれる事を願ってます。