運転が「うまい」「ヘタ」の定義をはっきりさせよう
どうも、ほるべー隊長です。
今回ははっきりさせましょう!
なにを?
例えばあの人は「運転がうまい」とか、「ヘタだな〜」というセリフを耳にしますね。
特にクルマ好き男子にとって、「運転がヘタくそ」と言われることほどショックなことはありません。
では運転の「うまい」「ヘタ」とは何なのでしょう。
いろいろな意味で使われますね。今回はそんなお話をさせていただきます。
- ” 運転操作技術”の「うまい」「ヘタ」
- 事故率で判断する「うまい」と「ヘタ」
- プロレーサーは「うまい」のか?
- 「あの人の運転ならまた乗りたい」と思われるドライバーこそが「本当に運転がうまい」ドライバーと言える
- おわりに
” 運転操作技術”の「うまい」「ヘタ」
まずはこれです。一般的に「うまい」「ヘタ」とはこのことを指して言っている人も少なからずいるのではないでしょうか?
例えばスパッと車庫入れを決めたり、モタつかずヒラヒラと街中を走行したり。
アクセル・ブレーキ・ハンドルの各操作が滑らかであるとか。
単純に言えばクルマを操る能力、『運転操作技術』のことですね。
初心者の方や運転操作に自信が無い人は憧れる能力ですね。
ほるべーも欲しい能力だなぁ・・・
例えば、ある自動車メーカーが行ったアンケート結果で「この人、運転が上手だなと思う瞬間」ランキングというものがありましたが、堂々の一位に輝いた項目が『車庫入れ』でした。
確かに車庫入れは難しい操作ですからね。
それから運転操作能力で忘れてはいけないのが、クルマを速く走らせる能力です。特にクルマ好きな人はサーキット走行などを趣味として楽しんでいますが、それも運転の「うまい」「ヘタ」を決める1つの基準ですね。
ですからその基準に照らし合わせると、プロレーサーは運転操作技術の1つの頂点と言えますね。
事故率で判断する「うまい」と「ヘタ」
自分がもっとも重要視している「うまい」「ヘタ」はこれです。
『事故率はどうなのか?』
これも単純に考えてください。つまり、
”うまいドライバー”は事故を起こさない。
それだけのことです。
しかし、道路という場所を運転する上で、これが最も大切な項目ではないでしょうか?
いくら運転操作能力が優れていてスムーズな運転操作が出来るとしても、事故を起こしやすいドライバーは「うまい」とは言えません。
”事故を起こさない運転”は様々な要素が必要になってきます。
当然ながら前述した操作能力も含まれますが、それよりも「危険予測能力」「自己の感情コントロール能力」「運転そのものへの考え方」などなど、挙げればキリがありません。
プロレーサーは「うまい」のか?
さて、先ほどチラッと出てきたプロレーサーの話題です。
彼らは運転が「うまい」のだろうか?
察しの良い皆様ならばこの質問の答えはお分かりだと思います。
まず、”運転操作技術”は超一流ですからその分野では「うまい」と言えますね。
ですが舞台がサーキットではなく、道路(公道)ではどうでしょう?
ほるべーの知人に仕事で知り合ったプロレーサーが何人かいます(現役を引退した人もいますが)。彼らの話の中でとても興味深いことがありましたのでご紹介します。
彼らは一様に、
「道路はとても怖い」
「なるべく道路は運転したくない」
と言います。なぜか?
歩行者や他車の行動予測能力や危険予測能力が必要になるからです。
サーキット場ではそんな能力はいりません。
しかもサーキットを走るプロドライバー達は皆同じレベルの運転操作能力を身につけていますから、相手との駆け引きなどにおいての予測はしやすいのだそうです。
しかし、一般の道路ではそうはいきません。いろいろなレベルのドライバーが、いろいろな目的を持って道路を走行しているのです。
そんな人たちと事故無く運転をしなければならないのが道路です。
プロレーサーの中には、
「自分は確かに速く走ることにかけては一般人より優れているが、道路を安全に走る能力については慣れていないから、一般人よりも低いかもしれない」
こんなことを言うレーサーもいました。
運転操作が上手であっても、「事故を起こさない上手なドライバー」とはいかないようですね。
ただし、プロレーサーの中には引退後に交通安全の評論家などに転向される方も多いですから、当然一概には言えません。
中嶋悟さんなどがそうですね。
”速い=うまい”「峠の走り屋思考」
プロレーサーと同じような思考ですが、走り屋のにーちゃん達にも「うまい・ヘタの判断基準」は運転操作能力がメインになってきます。
相手に勝つか負けるか、
タイムアタックの結果はどうか、
ドリフト技術はどうか、
などなど、彼らにはそれらの良し悪しが判断基準になっていますね。
まあ、せっかく素晴らしいモータースポーツの世界を体現しているわけですから、誰にも迷惑のかからないサーキット場でやって下さい。
事故を起こさないドライバーこそが「うまい運転」だが、見え方も大事です
我々の主戦場は言うまでもなく『一般公道』ですよね。であればこそ、交通事故に遭わない運転が最重要と言ってきました。
しかし、それだけでは「うまい運転」には見えない場合もあります。
「確かに安全なんだけど何となくモタつく運転」
などが代表格ですね。
その人の運転レベルを計る上で「見え方」も大事なファクターになってきますよ。
スムーズな操作やムダの無い運転など操作能力のレベルもプラスすれば相手からの評価もだいぶ違ってくるでしょう。与える安心感の量も違ってきます。
「あの人の運転ならまた乗りたい」と思われるドライバーこそが「本当に運転がうまい」ドライバーと言える
みなさんもいろいろなドライバーのクルマに同乗したことがあると思います。そんな中で、
「あの人の運転するクルマならまた乗りたいな」とか
「あの人の運転は安心できるな」とか、
「あの人の運転するクルマにはもう乗りたくないな」
というふうに考えたことが必ずあるのではないでしょうか?
サーキット走行などの特殊なケースを除けば、まさにそれがドライバーへの「うまい」「下手」の評価基準なのです!
実際に約200名に対してアンケート調査を行ったことがあります。
「あなたが考える運転の上手なドライバーとはどんな運転をする人ですか?」
回答結果は・・・
◯安全な運転
◯同乗者や他人への気配りができる
◯常に冷静で温厚である
◯運転操作にムダがなくスムーズな運転
◯快適な運転
◯安心して眠れる運転
◯車酔いをしない運転
主にこのような回答が上位を占めていました。
全くもってその通りですね。
こんな運転をするドライバーってとても素敵ですし、結果的に「運転が上手なドライバー」という評価を受けるのですよ。
それが現実です。
反対に「嫌われるドライバーなど」 を特集した記事もございますので、こちらもぜひお読み下さい↓
おわりに
ということで今回は運転の「うまい」「ヘタ」の定義を考察してみました。
とにかく一般公道が主戦場である我々にとっては、前項で述べたような運転をする人がドライバーとして高い評価を受けるということですね。
煽り運転やスピード狂、同乗者や他の交通を軽視(無視)したような「ひとりよがりの運転」をしてドヤっているようでは運転操作が上手だとしても、決して「うまい運転」という評価は貰えないのですよ。何よりそんなドライバーは危険です。
今回はいろいろな「うまい・ヘタ」を検証しましたが、
とにかく何度も言いますが、我々の主戦場は一般公道です。そんな一般公道をどのような運転をすれば「うまい」という評価を貰えるのかがお分かり頂けたと思います。
「あの人の運転はうまい」
「また乗せてほしい」
ドライバーにとっては最高の褒め言葉です。
ぜひそんなドライバーになることを目指して欲しいと思います。
他人を気遣い、安全運転で!!
ではまた!!