交通事故を起こしやすい人① 「相手が悪いと考える人」
どうも、交通事故研究所のほるべー所長です。
『交通事故を起こしやすい人』
というテーマを連載していきますよ。
どのくらい続くかわかりませんが、
とりあえず初回です。
ところで、
事故を起こす人ってある程度決まってくるんです。
言い換えると、
『起こしやすい人』と
『起こしにくい人』がいます。
ということで、
起こしやすい人の特徴にスポットを当てていこうと思います。
『人の振り見て我が振り直せ』
ということですね(^^)
事故を起こす人は何度も事故を繰り返す
またか・・・
「 懲りないなぁ」
そんな人はいませんか?
仕事柄、運送業やタクシー会社の担当者と話をする機会がありますが、やはり一定数そんな事故惹起者(事故多発者)が存在するそうです。
そんなドライバーが辞めたとたんに会社全体の事故率が激減するらしい
反対に何年も事故とは無縁の運転手さんもいるそうですよ。
一般のドライバーでも同じことが言えます。
事故多発者には何らかの原因があるということですね。
それは人それぞれですから、
”自分が抱えている運転上の課題”や”弱点”を見つけることが一番の解決法です。
相手が悪いと考える人や反省しない人はまた事故る
事故にはならなかったが、ヒヤッとした経験はみなさんお持ちだと思います。
さて、そんな時にあなたはどのように考えますか?
なんの疑いも無く、
「相手が悪い」
と、一方的に考えるドライバーは事故率が高いと言われていますよ。
反対に、
「自分に非は無かったのか?」
というように考えるドライバーは事故率が低いです。
例えば、
『夜間、交差点を右折する時に正面から自転車が来ていたが、無灯火であった為に発見が遅れて自転車とぶつかりそうになった』
というヒヤリシーンがあったとします。
”事故る人”の思考でいくと、
「なんだあいつ無灯火じゃん!危うくぶつかるところだったぞ!気をつけろ!(怒)」
「俺がとっさに反応してやったから事故にならずに済んだのだ」
となりますね。
確かに無灯火の自転車も悪いですが、
あなたに非は無かったのでしょうか?
ここが決定的に大切なことなのです。
「相手が悪くて自分は悪くない」思考では、次に同じような場面に出くわした時は事故になっているかもしれません。
なぜなら、
今回の経験を次回にまったく活かせないからですね。
おそらく同じように右折をすることでしょう。
そしてタイミングが悪ければ、事故です。
”事故らない人”思考では、
「確認は十分だったか?」
「自分の右折速度は適切であったか?」
「もしかしたら視力が落ちてきたのかも」
「夜間の運転はなるべくやめたほうがいいな」
などと考えるでしょう。
もうおわかりですね。
事故を起こしにくいと言われている人は常に自分の運転をふりかえっています。
例え相手に非があるケースでも、
「自分に落ち度はなかったか?」を分析しますから、同じ過ちは2度と起こしません。
今回の経験を次回に活かせるということです。
自分の運転をふりかえるだけで事故率は減る
いかがでしたでしょうか?
同じドライバーなのに、
人が違えば考え方も違うということですね。
けれど、簡単に実践できますよ。
少しでもよいので
『自分の運転をふりかえる』
たったこれだけで良いのです。
それだけで効果てきめんですよ。
しかしこれは非常に大切なことだと言われております。
なぜなら、それによって導き出した解決策は
人に押し付けられたものではなく、
”自分で見つけた答え”だからです。
人は誰しも押しつけを嫌いますが、
自らが導きだしたものは継続して実践する傾向が強いからです。
ぜひ試してみて下さい!
ではまた次回!