冠攣縮性狭心症・・・発症から入院までの記録
どうも、ほるべー隊長です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
体調は崩されておりませんか?
今回はほるべーの持病であるキングボンビー、
いや、冠攣縮性狭心症について、
『発症してから入院に至るまで』のお話です。
しかしこの病名、漢字変換も面倒ですね
何もかも面倒で厄介な病気
まさにキングボンビーです
『発症から入院まで』
なぜそんなテーマを取り上げたのか?
この病気の厄介なところは漢字変換が面倒なだけではありません。
本格的な治療に入るためには病名が確定しなければいけませんが、
その病名確定がすんなりいかないケースがあるからです。
同じ病気の方の体験ブログなどを拝見致しますと、少なからずご苦労をされた方もおられるようですね・・・
ではほるベー隊長の場合はどうだったのか?
まあ、
「そこそこ」ってところでしょうか。
さっぱり意味がわからないと思いますので、さっさと本編へ入りますね。
ちなみに今回の記事はこの続きでもあります。『発症までの記録』です ↓
※ ※ ※ ※ ※
さて、
人生初の大きな発作が来てから約10日後の令和1年5月GW明けの早朝、なぜか4時頃目が覚めてトイレに行った瞬間、やってきました”モヤモヤ”が。
「これはまさか?」
そうです。
人生2度目の大きな発作です。
じわじわとモヤモヤが広がっていき、胸全体が苦しくなります。
様々なケースがあるらしいのですが、自分の場合は「最初に喉の奥と首の付け根あたりがモヤモヤ、それが次第に両肩へ広がり胸全体がザワザワして苦しみを伴い、最終的に胸の奥深くがえぐられるような例えようの無い痛みと苦しさが来る」という流れです。
とりあえず布団に戻りしばらく耐えていましたが、前回の発作同様かなり苦しいです。
そういえば嫁さんが調べてくれた発作時に痛みを緩和させる姿勢(背もたれなどに寄りかかって座る)を思い出し、やってみると多少は楽になります。
ただ、やはり苦しいし辛い・・・
だんだん呼吸も苦しくなり、多少吐き気も伴ってきました。
ヤバいぞ・・・(冷や汗)
前回発作に見舞われた後にネットで調べまくりましたが、それによれば約5〜15分位で発作は治まるらしいので、とりあえず耐えてみて、それでもダメなら救急車を呼ぶことにしました。
ホントはすぐに救急車呼んだほうがいいですよ
重度の狭心症や急性冠症候群、心筋梗塞なら一刻を争う事態だそうですから(主治医談)
(追記:後日判明しましたが、発作時間が5〜15分なのは『労作性狭心症』の場合で、『冠攣縮性狭心症』には当てはまりませんので注意してください!)
なんか長いぞ・・・
15分、
20分、
「これは救急車だな」
と思った時にまたウソのように痛みは引いていきました。
やれやれ・・・
やはりこれは狭心症の症状だろう。
そして朝一番で近くの循環器内科へ行きました。
※ ※ ※ ※ ※
ようやく診察です。
これまでの経緯を話し(ここが不十分だったかも・・・)さっそく検査です。
●血圧測定、
●普通の心電図、
●よくわかりませんが特殊な血圧測定、
●レントゲン、
●血液検査。
どれもこれも異常なし。
「え?死ぬ思いをしたんですが」
「異常なし?」
まあ血圧は少々高めで、血液検査の詳しい結果は後日ということでしたが、この時点ではまだこの病気が確定困難なものだということを知りません
と言いますか、わりと健康体だそうで。
「なぜ・・・?」
後で知った事実ですが、皆さん、これがこの病気の特徴なんですよ。発作時以外はほぼ健康時と変わらない診断を受けてしまうのです。これがこの病気の厄介なところなんです!
とりあえず24時間心電図を取ることができる機械、『ホルター』というものをテープで胸にペタッと装着していただき、
「また明日同じ時間で来て下さい」
となりました。
『24時間心電図ホルター』
↓こんな機械です
「とりあえず今の時点では異常無しか」
「喜んでいいのかどうなのか・・・」
ホントに異常無しなら良いのですが、明らかに死ぬ思いをしましたからね。
不安が増すばかりでした。
そして次の日です。
また同じ時間で診察へ。
まずは血圧測定です。
う〜〜ん、少々高め。
上が142で下が98。
そして24時間計測した『ホルター』を外します。
看護師さんが、
「今日はこれで終わりです。結果は詳しい解析が必要で後日の説明になりますから、次回の診察を予約してお帰りください。次回はエコー検査もやりますよ」
「えっっ!?マジですか?今日はこれで終わり?」
今までの自分の症状説明が不十分だったか?
というか、このまま帰るのは不安です。
また発作が来るかもしれませんからね。
そこで、猛アピール作戦開始!
「素人ながら調べたら明らかに狭心症の症状に似てるのですが?」
「もしまた発作が来たらどうしたらよいのか?」
「何か薬の処方は?」
これが功を奏します
そしたらその看護師さんも親身な方で、
「もう一度先生の診察受けましょう」
となりました。
そして先生の診察です。
もう一度心電図を取ってみようということになりましたが、ここからが急展開になります。
当然自分は医学的によくわかりませんが、心電図結果を見た先生や看護師さんがメチャメチャ慌ただしくなり、
「今すぐ家族の方を呼べますか?」
え?
このセリフ、実際に聞くとめっちゃ恐ろしいです・・・
でもようやく病気の正体を知れるかもという期待もありました
どうやら心電図の結果が昨日とは違う波形が出ていたらしいのです。
それってヤバいことなのかな?素人にはさっぱりですが・・・
そして急遽、胸部エコー検査を実施。
多少心臓の動きが悪い箇所があるようですが、とにかく今すぐ大きな病院で診てもらったほうが良いということになりました。
とりあえず嫁さんに電話。
すぐに来てくれて感謝
先生から現時点での症状を説明されましたが、詳しく検査をしないとわからないが、
急性冠症候群の可能性も否定出来ないとの事で、
急性冠症候群とは心筋梗塞の一歩手前、本当に一刻を争うような病気なのだそうです!
マジか・・・
やばいじゃん!!
とは言っても自分ではそんなに体調が悪い感じでもありませんから、ホントですか?って思いましたね。
とにかく紹介状を持って急いで病院へ。
病院側は「待ってました!」と準備万端。
緊急にカテーテル検査などを実施、冠攣縮性狭心症と判定されてそのままICU(集中治療室)へお泊まり、翌日から一般病棟へ移されて入院となりました。
ホントにドトーのような1日でした・・・
とりあえず、
心筋梗塞や急性冠症候群ではなく、冠攣縮性狭心症でしたので良かった?です。
ところでカテーテル検査についてですが、『血管から心臓近くまで管を入れて造影剤を噴射して撮影する』というもので、話だけ聞くと気が狂いそうな検査ですが、意外と楽でしたよ。
局所麻酔で行いました。
※ ※ ※ ※ ※
と、まあこんな流れでした。
やはり他の先輩狭心症ブロガーの体験談を拝見してもそうですが、この病気、確定するのも面倒だし、病状も厄介だし・・・
漢字変換もね
とにかく厄介じゃ!
まさにキングボンビー級の厄介な奴です
と、自分は病名が確定するまでこんな感じでありました。
自分の場合は”症状の猛アピール作戦”が良かったのかもしれませんし、たまたま心電図にも異常が出たのもラッキーでした。
当然、急遽診察を勧めてくれた看護師さんと、病状を見抜いてくれた先生にも感謝ですが。
最後に改めて申し上げますと、
この病気はカテーテル検査をする以外、確実に発見することは非常に難しい病気であると言えます。
主治医の先生に教えてもらいましたがこの病気の場合、心電図検査は無意味ではないが発作時以外は平常時と同じ結果になる事が多いのだそうです。
自分の場合は心電図で発見されましたが
とにかく似たような症状がある方は、循環器内科の受診をおすすめします。
この病気は確かに危険な病気ですが、しっかりと治療(服薬)を受けていればそんなに怖がる必要はないと感じています。
実際、自分自身も普通に生きてますから(笑)
とにかく、そのような症状があるにもかかわらず、ほったらかしにしている事が一番危険です。
心当たりのある方は早目に受診して下さいね。
では、
皆様のご健康をお祈りしています。
入院から退院後もいろいろありまして、
その記事はこちらです ↓
horube.hatenablog.com