ほるべー隊長のブログ

冠攣縮性狭心症・・・発症してから1年が経ちました

めちゃくちゃお久しぶりです。

めでたく?

冠攣縮一周年を迎えたほるべー隊長です。

 

だいぶブログの更新をさぼっておりましたが、特に何事も無く普通に生きていました(笑)

単にブログを書く気分にならなかっただけです。

書くネタが無いとも言います(笑)

 

しかし心疾患持ちには非常にツライ長い冬をどうにか乗り切りまして、おかげさまで大きな発作もなく今日に至っております。

ただ、予想していた通り、寒い季節はこの病気にとっては良くないということが身をもってわかりましたよ。

大きい発作は無かったのですが、血管が縮まるような独特の感覚や、

「発作が来るかな?」

というモヤモヤした予感は何度かありましたからね。

特に寝起きや寒い屋外へ出たとき

それでも大きな発作に至らなかったのは、

薬で抑えられているということと、

過去のブログでも書きましたが寒さ対策を万全にしていたことがよかったのかもしれません。

それから、今年は異常なほど暖冬だったということも幸いでした。

平年通りの極寒の冬が怖いですが

 

ということで・・・

なんとか発症してから最初の冬を無事に乗り切ったことに万歳!!

ですよ。

ドラクエに例えると経験値を重ねてレベルアップしたような気分です(笑)

今の自分ならカンダタ子分くらいなら倒せるかも(笑)

ご存知無い方、すいません

 

あ、新型コロナも今のところ感染してませんので大丈夫です。

しかしこの新型コロナ、心疾患という基礎疾患持ちにとっては恐怖でしかないですね。

感染したらマジで死ぬんじゃないかと考えてしまいます。

 

ところでこの新型コロナですが、日本で流行の兆しが見え始めた3月上旬の頃は、

『糖尿病』や『肺の病気』

の基礎疾患を持っている人は重症化するという警告が厚労省などから発表されていて、狭心症などの心疾患についてはあまり触れられてなかったので他人事のように感じていましたが、

ナント!!

その後の情報(3月中旬以降)では、

心疾患の人が1番重症化するリスクが高いという警告がされていましたね。

やっぱりね!

 

なんなんだよって感じですが、これはもう徹底的に予防していくしかありませんね・・・

はやく治療薬が開発されて欲しいですが、新薬の開発も着々と進められているようですので期待しましょう!

 

さて、

ブログのタイトルにも記しましたが、実は本日(5月11日)、冠攣縮性狭心症という病名が確定して緊急入院した日からちょうど1年が経ちました。

「この1年間、いろいろあったけど早かったな〜」

というのが素直な感想です。

そして

「死なないで1年間無事に過ごせたな〜」

という気持ちもあります(涙)

今この文章を書きながら、勝手に感傷に浸っております(笑)

とにかくいろんな経験をしたドトーのような1年間でした。

 

ここでその1年間を振り返ってみると・・・

 

◯最初に体調の不良を感じたのが昨年の3月から4月頃にかけて。妙な肩凝りに悩まされて、疲れが取れない毎日が続くようになる。

◯そうこうしていたら4月中旬に最初の小発作が発動するが約30秒程度で鎮まる。この時点ではまさか心臓の病気だとは予想もしていなかった。

◯そして5月1日(令和元年の初日)の夜、救急車レベルの大発作に見舞われて生命の危険を感じるが約10〜15分程度で何事も無かったように発作がおさまる。

◯その後、ネットを駆使して病気を調べたところ、『狭心症』という病気への疑いを強める。『冠攣縮』とまでは調べが及ばなかった。

◯5月10日の早朝、ふたたび大発作に見舞われて医者へ行く。いろいろな検査をするがどれもこれも異常なしで、とりあえず24時間心電図を装着されて様子を見る。

◯次の日、ちょうど1年前の5月11日、昨日装着した24時間心電図を外してもらうついでに診察をしてもらったところ、心電図の異常が見つかり、かなり緊急を要するということで準備もままならないまま、嫁さんと一緒にそのまま市内の大きな病院へ。この時は特に発作が起きているわけでもなく、そこまで体調が悪いという自覚症状もなかったので自分でもびっくり。

そして病院にてカテーテル検査を経て冠攣縮性狭心症という病名が確定し、次の日の昼まで約25時間、ICU(集中治療室)にて過ごす。これが辛かった。ヒマで(笑)

◯次の日、ようやく一般病棟へ移されて人生初の入院生活スタート。これも辛かった。ヒマで(笑)

◯当初は入院期間は1週間程度を予定していたが、発作も何も無い為に4日間に短縮され、晴れて退院する。

◯なんと退院してから二日後に再び発作に見舞われて、それが毎朝クセになったかのように連日続く(いずれも1分程度の小発作)。

◯症状を主治医に相談してニコランジルという薬が新たに追加で処方される。ここからニコランジルとの格闘がスタートする(笑)

とにかく頭痛がひどい。5日間くらいでようやく慣れる。

◯主治医から診断書を書いてもらい、職場の上司と今後について話し合い、約1ヶ月間休職することに決定。

◯休職期間がスタートする。大人になってからこれほど長い休みは初めて。

何もすることがないのでこの病気についてネットなどで調べる日々が続くが、これが仇となる。逆に不安が増大するばかりで更に発作が頻繁に起きるようになる。ニトロも数回使用する。

◯この頃からストレスが増大して妙な体調不良が起きる。

その一つがストレスなどによる肌の病気。皮膚科にて脂漏性皮膚炎と診断される。現在はほぼ完治。

◯休職期間なのに恐れ多くもゴルフの練習などを再開(笑)

徐々に人生を前向きに考えるようになる。

◯同じ病気を患っている方が書いているブログを見つけ、大いに勇気づけられる。

◯社会復帰に向けて再度職場の上司と相談。なるべく心臓へのリスクが小さい仕事内容への変更などをお願いし、同時に自分の役職も返上して気持ちが多少ラクになる。そのかわり収入は減る(笑)

◯ついに社会復帰を果たす。復帰を祝ってくれた上司や同僚に感謝。

◯この頃から発作の回数は減る。精神的に安定してきたことなどが要因か?

◯8月に入り、ブログ執筆を始める。

◯新しい仕事にも慣れてきたが、今度は胃の不調が起こり、胃カメラ検査。逆流性食道炎と診断される。やはりストレスか?

◯秋になり、ゴルフのハーフラウンドや近場への温泉旅行などにも行くようになり、体調と相談しながら徐々に身体を以前の状態に戻るように馴らしていく。

◯自身のブログにもこれまでの体験談などを中心とした内容をどんどん載せるようになる。

◯冬が到来。十分な対策を講じて寒さを迎え撃ち、特に大きな発作もなく無事に冬を越す。

◯新型コロナ流行。感染予防に気を配る。

 

 

はぁ〜〜

 

こんな一年間でありました。

ここまでお読みになって頂いた方々、自分の思い出話にお付き合い頂きましてありがとうございました(笑)

 

まあ、とにかくいろいろありました。

やはり大きな病気ですからね・・・

 

でもおかげさまで、この病気でも「これは出来る」とか「これはやめたほうがいい」といった線引きがだんだん判明してきました。

これからもそういった経験値を重ねて、今後の人生を今まで以上に楽しくしていけたらいいなと考えております。

 

「前向きに考える」

 

この病気にはこれが一番の治療薬なのかもしれませんね。

それよりも特効薬を開発してくれという思いもありますが(笑)

 

 

さておわりに、

今回は冠攣縮一周年記念ということで、自身の振り返りをダラダラと書き連ねてみました。

去年の今頃、不安にかられたまま緊急入院したことがとても懐かしく、今となってはいい思い出ですよ(笑)

また新たに1年間、頑張っていこうと思います。

同じ病気を患っておられる方々もぜひ「前向き」に、人生楽しんでいこうではありませんか!(笑)

ただし、新型コロナには充分に気を付けなければなりませんね。しばらくは自粛の生活が続きそうです。

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では皆様のご健康を心からお祈り申し上げ、今回はこの辺で失礼させていただきます。