ほるべー隊長のブログ

狭心症の発作時間は一般的に5〜15分程度だと言われてますが『冠攣縮性狭心症』には当てはまらないので注意

どうも、冠攣縮研究家(単なる患者)のほるべー隊長です。

 

発症してからこれまで何度も発作に見舞われてきました。

それは長い時もあれば短かい時もあり、

苦痛の程度も重かったり軽かったり・・・

 

実に様々です。

 

専門医などの先生は、

狭心症は一般的に発作の時間は5〜15分程度、それを超えるようなら心筋梗塞の疑いもあり」

という見解が多いですね。

ネット検索をして調べても、ほとんどの専門医や医師のページにはそのように記述されていますね。

 

しかし良く調べてみると、

それは労作性狭心症のことで、冠攣縮性狭心症には当てはまらないということが分かりました。

 

実際には1分以内で収まったり、30分を超えることもあるようです。

 

ここで注意して頂きたいのは、発作時間が短い場合です。

なぜかと言いますと、発作時間が短い為にこの病気のサインを見過ごされてしまう方が大勢いらっしゃるのではないかということです。

 

自分は単なる患者ですが、警告の意味も込めて、今回はそんな内容をお伝えしたいと思います。 

※ただし、あくまでも患者の体験談ですから医学的知見は無いと考えてお読みになって下さいね

f:id:horube:20200627144218j:plain

 

 

治療をしていない段階の人でも1分以内で収まる発作は多い

自分は現在治療中ですから、毎日発作を抑える薬を服用しております。

おそらくその効果でしょう、今のところは発作が来ても15分を超える事態にはなっていません。

ほとんどが5分以内の発作が中心ですし、1分以内で収まるものも多いです。

 

しかし、

この病気の治療に入る以前(まだ病気だと疑っていない段階)にも何度か短い発作を経験しています。

 

治療中か否かに関わらず、短くて軽い発作が起きることも多々あるということです。

 

おそらく気にしない人も多いのではないか?

と思うほど短い時間の発作です。

自分の場合の初めての発作は30秒もしないうちに収まりました

「何か変な痛み(苦しさ)だな」

「まあ、そんなこともあるかもね」

と、済ませてしまうかもしれません。

 

つまり・・・

それが重大な病気のサインであるにも関わらず、見過ごされてしまうということです。

 

短くても発作は発作であり、

異常があるからそういった症状として現れるわけですから、

そのような異変を体験したらすぐに医師に診てもらったほうが良いということです。

 

例えば独自にネットなどで調べた結果、

「5分以上続いたわけじゃないから大丈夫」

と考えるのは非常に危険だということですね。

それから、

『発作の時間』よりも『それはどんな症状なのか?』ということを重視したほうがよいと考えられます。

※自分が体験した発作の症状です。参考にしてください。

↓ 

horube.hatenablog.com

 

15分を超える発作もある

冒頭でも触れましたが、反対に長い事例もあります。

 

狭心症の発作は長くても15分まで」

と言われておりますが、それは労作性狭心症の場合。

冠攣縮性狭心症ではそうではないケースもありました。

 

実際に自身が体験した話ですが、

この病気の治療に入る前の段階でしたが、30分近い発作もありました。

ニトロ無しで良く耐えたと思います(笑)

 

加えて、他の闘病ブログでは、治療中であるのに15分以上の発作を経験されたという方もたくさんおられるようです。

 

やはり治療中か否かに関わらず、この病気の発作発動時間には様々なケースがあるようです。

 

専門医などによる冠攣縮性狭心症の説明は労作性狭心症の『おまけ』扱いが多いので注意

ネットのホームページなどで労作性の狭心症などについては比較的詳細に説明をされている場合が多いのですが、なぜか冠攣縮性については『おまけ』扱いが多いように感じます。

つまり、症状や発症原因にあまり詳しく触れていないということです。

実際には全狭心症患者の約40%は冠攣縮性という統計もあるのですが。

なんとかなりませんかね(やれやれ) 

 

これはあくまでも推測ですが・・・

 

労作性はステント治療やバルーン治療などで治療方法がしっかりと確立されていますが、冠攣縮性に関しては未だに完全な治療方法が存在しないことが原因ではないでしょうか?

要するに『未知の部分』が多いため、はっきりとした記述ができないということです。

推測ですよ(笑)

 

とにかく狭心症にも幾つかの種類があるので、間違えた情報を取得しないようにすることが大切ですね。

同じ狭心症でも労作性と冠攣縮性では全く性質が違いますからね

 

まとめ

とにかくこの病気は発作の発動時間には様々なケースが存在します。

これまでも何度か訴えておりますが、自己判断するのは危険ですね。

  

たとえ短い時間の異変(発作)でも、そのような症状が現れたら早目に専門医を受診して下さい。

 

さいわい日本は冠攣縮性狭心症の研究が進んでおりまして、確実な治療方法こそ確立されていないものの、発作を抑える有効な薬を服用できます。

早目に治療に入れば、その予後も悪くないという事を主治医に聞いています。

ですから、発作の時間が短いからといって軽視せず、すぐにでも専門医を受診することが大切ですね。

 

短くてもそういった病気のサインを見逃さないようにしましょう。

 

それから、

狭心症には幾つかの種類がありますから、ネットで専門医やブログ記事を活用する場合、それが冠攣縮性の解説であるかどうかを良く確認してからお読みになって下さい。 

 

 

では今回はここまでとさせていただきます。

皆様もお身体をお大事に!