ほるべー隊長のブログ

闘病中の人に聴いてほしい曲「さまよいの果て波は寄せる/松任谷由実」

どうも、冠攣縮性狭心症と静かにバトル中のほるべー隊長です。

たとえ闘病中でも、

「人生前向きに生きていこう!」

というのが自分のモットーですが、

今回は自分と同じように苦しい闘病生活を送っている方へ、前向きな気持ちになれる曲をご紹介したいと思います。

 

※ ※ ※ ※ ※

 

『さまよいの果て波は寄せる/松任谷由実

 

ユーミンの曲なのですが、おそらくご存知の方は少ないのではないでしょうか?

知っておられる方はかなりのユーミン通です

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1979年に発表された名盤『悲しいほどお天気』のラストを飾る曲です。

このアルバムはユーミンの傑作として評価されており、

「DESTINY」

「丘の上の光」

「悲しいほどお天気」

などの名曲が収められており、今回ご紹介する曲はそれらの陰に隠れている印象がありますが、個人的に大好きな曲です。

 

この曲はとにかく歌詞が絶品です。

自身の半生を振り返り、そして未来を想うという内容です。

涙が止まらなくなります。

www.youtube.com

<歌詞>

泣いてかけてゆけばそこに きらめく海原
けれど受け入れはしなかった 私の弱さを
沖をすべってゆく船と 足もとで遊ぶ犬と
風を切る鳥たちだけ 自由だった

夢中になれる何かが 明日へいざない
いつしか遠く旅したと  あなたに告げる

いつも悩みをたずさえて 潮騒をきいた
けれど答えは得られぬまま朝焼けは終る
銀の雲間から差し込む光いくすじも見とれ
冬の日の冷たさを忘れてた

消えてゆかないくやしさが 私を導き
気づけばここへ来ていたと笑っていえる

言葉にない愛の 透き通る手紙を
海はよせてくれる 波にのせて

ああ 失うものはもうなんにもなくて
心静かな私がはじめて見える

夢中になれる何かがどこまでも導き
いつしか遠く旅したとこの海に立ち告げよう

 

 

自分なりに歌詞を詳しく要約すると、

 

「自分は決して強くはなく、いろいろな悩みを抱え、失敗や後悔もたくさん経験しながら人生を歩んできた。果たしてこれで良かったのかは分からない。しかしそれが運命ならば笑顔で受け入れよう。そして、また新たな気持ちでこれから先の人生を旅しよう」

 

ということではないでしょうか。

 

心をグっと鷲掴みされるような歌詞ですね。

とても切ないです。

ですが、切なさを乗り越えられるような気持ちになります。しかも自然体で。

 

人生って壮大な『旅』なのですね 。

 

ユーミンは他にも「人生」や「生死」をテーマにした歌詞を書くことが多いのですが、この曲はまさにその真骨頂ではないかと思います。

 

メロディーは、前半部はしっとりとした旋律とそれを淡々と支える伴奏が印象的で、後半はクライマックスに向けて徐々に音の厚みが増していきます。

全体的に派手で情熱的なものではなく、あくまでも静かに、しかし力強く燃えあがる青白い炎を連想させます。

 

ですから単純に、

「元気出そうぜ!」

「ノリノリでいこうぜ!」

といった類いの曲ではありません。

  

※ ※ ※ ※ ※

 

今回は曲のご紹介をさせて頂きましたが、まさに闘病中の方にはピッタリな曲だと思います。心が温まります。

そうでない方にもぜひ聴いて頂きたいです

自分も少し人生に疲れた時、気持ちをリセットしたい時に聴いています。

一人でしみじみと…


さておわりに、

「人生前向きに」いきましょう!

 

これからも困難が待ち受けているかもしれませんし、遠く回り道をすることもあるでしょう。

でも、それが人生ですね。

笑って受け入れましょうよ。

 

そして「人生」という壮大な旅の続きをしましょう! 

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では皆様のご多幸をお祈りして、今回はこれで失礼致します。 

 

 

<追伸>

ところでユーミンはどんな気持ちでこの曲を書いたのでしょうね?

それはご本人に聞かないと分からないですね。

とにかくこんなに素敵な曲を提供してくれることに脱帽です。