クルマ2台持ちって意外におすすめですよ
ほるべー隊長です。
私は自家用車を2台所有しております。
別にセレブぶりをアピールするためにこんな記事を書いたわけでは無いです。フツーの会社員です(笑)
そんな自分がなぜ2台も所有しているのかといいますと、
もともと所有していたクルマ(トヨタクラウン)はドライブをするには最適ですが、普段の生活での『実用性』がやや低く、そこをカバーしてくれるクルマ(スズキエブリィ)をもう1台購入したからです。
さて、今回はそんな自家用車2台持ちについてのテーマをお伝えしたいと思います。
「2台所有するメリットは何か?」
「実際に維持費はどれくらい掛かるのか?」
ということを中心に解説していきます。
- 地方都市の交通事情とクルマ選びの重要性
- 実用に向かないクルマの所有者はセカンドカーの所有もアリ
- せっかくのファーストカーがもったいない
- ファーストカーの苦手な部分を埋めてくれるセカンドカー
- 満を持して、ファーストカーの登場!
- 2台持ちでも軽自動車であればそれほど維持費は掛からない
- その他、2台持つことのメリット
- おわりに
地方都市の交通事情とクルマ選びの重要性
まず始めに、
自分が住んでいるのは東北地方の地方都市。東京などの大都会と違い、”生活の足”としてクルマは必需品です。
どこへ行くにもクルマです。通勤も買い物も。そして1年間でクルマを運転しない日はほとんどありません。
電車などの公共交通がほとんど整備されていない地方都市ですから、公共交通機関は全く使い物になりません。
都会に住んでいる方には想像がしにくいと思いますが、それほどクルマは生活に無くてはならないものです。
ですからクルマは、
一家に1台ではなく、一人1台が当たり前の世界です。
それほどクルマが生活に密着しています。
そこで重要になってくるのが「クルマ選び」です。
一般的にそんな地方生活者は通勤や買い物、旅行やアウトドアなど何でもこなせるクルマを選ぶ傾向があります。
例えばミニバンやステーションワゴン、さらに雪が降る地方では四輪駆動のSUVなどが人気ですし、頻繁に遠出などをしないのであれば経済的な軽自動車もアリです。
ところがそういった万能なクルマではなく、スポーツカーなどの「実用性が低いクルマ」を好む人もいます。そんな人はどうするか?
「その1台で頑張る」か、
「実用的なクルマをもう一台所有する」
という選択になるわけです。
実用に向かないクルマの所有者はセカンドカーの所有もアリ
さて、そんな環境を生きる私ですが、冒頭でもお話したとおり、
もともと所有していたクルマは実用性が低い為、その1台だけでは自分の生活スタイルを全てカバーするのが難しかったので、実用性に優れたクルマをもう1台購入したのですが、
ちなみに私の現在の愛車は、
①トヨタ”クラウンアスリート”
②スズキ”エブリィ”(軽自動車)
となっております。
※①のクラウンはR2.9に残念ながら売却、現在(R4.10)はマツダロードスターの納車待ちです
もともと所有していたクルマは①クラウンです。
このクルマは主にドライブや旅行、遠出する時に使い、セカンドカーとして購入した②エブリィは通勤や買い物、釣りなどのアウトドアで使用しています。
当初はクラウン1台のみ所有しておりましたので、当然ながら毎日のいろいろなシチュエーションをこれ1台でこなさなくてはなりません。
「通勤」
「買い物」
「ゴルフや釣りなどの趣味」
「ドライブや旅行」
などなど・・・
クラウンはいわゆる大型セダンの部類に入ります。
とても快適なクルマで長距離ドライブなどでは重宝しますが、通勤などでは燃費の悪さが気になります。
それから、ちょっとした買い物ではボディサイズが大きい為に駐車場が狭いお店では使いづらいですし、釣りなどアウトドアでの使用は汚れなどが気になり、ほぼ向きません。
セダンですのでスポーツカーよりはずっと実用性は高いですが、やはり万能型のクルマとは言えません。
それでもそれ1台しかありませんので、何をするにもクラウンでこなしていました。自分の趣味である磯釣りにもクラウンで行ってました(笑)
他の釣り人が「この人、なんでこんなクルマで釣りに来てんの?」って感じの視線を送ってきます
ただし、ゴルフ場に行くのはベストマッチです。
他のゴルファーにも引けを取りません!でも肝心のゴルフの腕前では負けます
とりあえず、このクルマだけでは自分のカーライフすべてを満足にカバーしてくれない為にセカンドカーの購入に踏み切ったわけですが、これは自分としては大正解だったと思います。
せっかくのファーストカーがもったいない
クラウンの以前は日産のウイングロードというステーションワゴンタイプのクルマに乗ってました。
このクルマは通勤やアウトドアその他なんでもOKっていう万能選手でしたので何とも思いませんでしたが、クラウンは多少年式が古いとはいえ高級セダンの部類ですから、
毎日乗るのは劣化を早めてしまうような、なんだかもったいない感じがしていました。
そして通勤やアウトドアで乗るべきクルマでは無いと思い始めたこともセカンドカー購入への大きな要因でした。
それを顕著に感じるのが冬です。
我が地方は雪がわんさか降ります。
毎年市内でも普通に雪が積もります。
雪道をクラウンで走るのはちとツライです。
雪道はほぼ「オフロード走行」と同じですから走破性が重要ですし、クルマへのダメージがとても大きいのです。
除雪してあれば走行は十分可能ですが、少しでも雪が深ければFRという駆動方式ゆえ、スタックして走行不能に陥ります。
それが原因で仕事に遅刻したこともあります・・・。
ドカ雪に見舞われると除雪車の道路除雪が間に合わず、決死の覚悟で出勤します
しかもその時期は道路に融雪剤をたっぷりと撒くので、クルマのボディーが相当傷みます。
特に下回りが錆びてきます。成分は塩ですからね。それから、快適性重視のクラウンのサスペンションでは雪道のオフロード的な衝撃に耐えきれず、壊れたこともあります。
とにかく雪道に限らず、このクルマを悪条件極まりないタフな条件の中で走行させることに抵抗がありました。
劣化していくのが目に見えて分かりましたからね。
ファーストカーの苦手な部分を埋めてくれるセカンドカー
自分のセカンドカーは維持費も安い4ナンバーの軽自動車、中古のスズキエブリィです。車検・諸費用を含めて総額10万円という格安で購入しました(笑)
しかし!
とにかく雪道だろうが何だろうが気にせずバンバン走れるクルマです。
特に4ナンバー軽自動車は貨物輸送を前提として造られたクルマの為、一般的な5ナンバー軽自動車よりも遥かに頑丈です。
走行距離10万㎞超の格安車でも全くへこたれません!
しかも4WDだから雪道や悪路の走破性も高いです
メリットはとても大きいです。
例えばファーストカーのクラウンだと釣りに行く時なども釣り具の積み降ろしでトランク内部やボディーにキズを付けないように気を使いますが、この軽自動車は自分にとってはあくまでも”安く購入したサブのクルマ”だし、”実用的にバンバン使うクルマ”という位置付けですからそんな事は気にしません。
言葉は悪いですが多少乱暴に扱っても、ファーストカーほど精神的にどうということはありません。
砂利道なんかもドンドン突き進んで行きます(笑)
だからといって運転が荒くなってはダメですけどね!
とにかくいろんな場面で重宝しています。これを購入してからは釣りなどのアウトドア以外にも通勤や買い物などでも使用しています。
と言いますか、日常生活のほとんどはこのクルマでこなしています。
燃費が良いので毎日の通勤にも最適ですし、買い物などの用事もボディが小さいですから駐車が全く苦になりません。狭い道路もスイスイ走れます。
とにかくファーストカーの苦手なシチュエーションを完璧にフォローしてくれています。
満を持して、ファーストカーの登場!
確かに自分にとって軽自動車のセカンドカーは無くてはならない存在になりましたが、ドライブ自体は全く楽しくありませんし、
旅行などの長距離は非常にツライです。
というか高速道路使用になるとほとんど無理です。
はっきり言って安全性、パワー、ハンドリング、ブレーキ性能、高速安定性、疲労の少なさ、運転のしやすさ、快適性、静粛性は言わずもがな、
クラウンのようなプレミアムセダンとでは月とスッポンです。
そりゃ〜当然です。
そういったスペシャルなクルマは万能性ではなく、それらに特化して造られたクルマなのですから。
個人的にクラウンの静粛性は特に気に入っており、こんなに静かなクルマを所有したのは初めてです。
高速走行中でも繊細なクラシック音楽が聴けます。すばらしい音響空間です。
やはりドライブや旅行など、そういう場面では自慢のファーストカーの出番ですね。
2台持ちでも軽自動車であればそれほど維持費は掛からない
やはりこれが懸念事項ですよね。
当然ながらもう1台増えるわけですから維持費も増える事に間違いはありません。
しかしセカンドカーが軽自動車であれば、それほど維持費は多く掛かりません。
自分のクルマも4ナンバーの貨物車(普通に大人4名乗用可能)ですので維持費はかなり安いです。
●毎年支払う自動車税は5千円。
●任意保険は自分の場合ファーストカーとの併用プランで任意・自賠責保険合わせて年間6万円程度です。ただし保険の種類や個人の等級により変動しますが、自分は対人・対物無制限などの保証には必ず加入しています。任意保険は4ナンバー車だと多少高額になってしまいますが、保険会社はそのほとんどが2台持ちの方専用の割引プランを用意していますのでお得です。
●車庫に関しては都会などではチトつらいかもしれません。単純に倍の車庫代が掛かります。しかし地方都市であればそれほど車庫代は掛かりませんし、土地が広い持ち家ならば置く場所には困りません。
●トータルして燃費は良くなります。そもそもセカンドカーを持てばそちらをメインで乗るケースがほとんどですし、それがもともと燃費が良い軽自動車ならばファーストカーオンリーで乗るよりも出費は抑えられるはずです。
<維持費の結論として>
当然ながら余計にお金が掛かることに間違いはありませんが、主にプラスされる費用は、
①車検費用(自賠責・重量税を合わせて2年毎6〜7万円程度、1年換算では3〜4万円)
②自動車税(年間5千円 ※年式等で変動あり)
③自賠責、任意保険(等級などによるが、自分の場合は1年間で3万円程度)
④駐車場代(地域による)
この4つです。
駐車場代や修理費用などを除いて計算すると、
年間約6〜7万円の負担ということになります。
安いですね
それから降雪地ではスタッドレスタイヤの費用も掛かりますが、軽自動車の場合は非常に安価です。探せば1万円台でホイール付き4本セットが買えます。もともとサイズが小さいですからね。
実際、自分のような地方都市暮らしの普通の年収のサラリーマンでも2台持ちは十分可能です。
その他、2台持つことのメリット
2台持ちのメリットは前述したようにファーストカーの不得意な部分をセカンドカーが埋め合わせてくれることや、本当に自分が乗りたいクルマを所有できる事だと書きましたが、その他にもメリットがありますのでご紹介します。
ファーストカーの劣化を防ぐことができる
常に毎日毎日どんな時でもファーストカーに乗るしかない状態ではクルマの劣化はドンドンと進んでいきます。なるべく大事にしているクルマは長持ちさせたいですし、過酷な状況では乗りたくないものですよね。そんな時に万能なセカンドカーの存在は本当に大きいですよ。
つまりセカンドカーがあるということは、
ファーストカーを大切に温存できるという事です。
しかし、全く乗らないというのもクルマには良くないですから、自分の場合は一ヶ月のうち、10日程度はドライブなどでファーストカーにも乗るようにしています。
飾っておくだけではかわいそうですからね(笑)
保管方法は出来れば『車庫保管』がベストです。
やはり青空駐車だと劣化の進み具合は早いですね。
どちらかのクルマにトラブルがあった場合でも日常生活に支障が起きないこと
これは言うまでもない事です。万が一どちらかが故障しても、もう一台あるわけですからね。出勤ができなくなるなど、日常の生活に支障が出るということはほとんどありません。これは2台持ちの強みです。
セレブな気分になれること(笑)
はっきり言ってこれは想定していなかったメリットでした。セカンドカーを所有して初めて気付いたことです。
中古のオンボロ軽自動車とはいえ立派な自動車ですし、
そのクルマの他にメインのファーストカーを所有しているという優越感は想像以上に大きいです。
セレブをアピールして自慢したいというわけではありませんが、こんなに安い維持費でも事実上は「2台持ち」ですからね!
セカンドカーに乗っている時に友人や知人から「クルマ変えた?」と聞かれて、
「いや、これセカンドカーだから♪」
というセリフを放った時の優越感、ハンパなかったです(笑)
あまりドヤっていると嫌われますからほどほどにしましょう(笑)
ファーストカーの良さを再認識することができる
ファーストカーに毎日乗っていた頃は”慣れ”もあり、快適性などそのクルマが持つ魅力を忘れがちになっていましたが、セカンドカーに乗るようになってから改めてファーストカーに乗ると、そのクルマの良さを再確認できます。
「このクルマってこんなに快適だったんだな・・・」
「いいクルマだ・・・」
という具合にね!
忘れかけてごめんね・・・
これも2台持ちの大きなメリットです。
購入して初めて運転した時のような、とても新鮮でワクワクした気分になれます。
おわりに
1台ですべてをこなせるタイプの車種であればベストですが、自分は乗り心地が最高で快適度指数満点のプレミアムセダンや、運転そのものが究極に楽しいスポーツカーのように普段の実用性や万能性は二の次のようなクルマが大好きなのです(笑)
ここは妥協したくないのです。
クルマ好きの方には賛同していただけると思います
ですから、マイカー2台持ちという贅沢な事をしています。
<補足>
R2.9、ファーストカー(クラウン)は経年劣化などの理由で売却しました。
次期ファーストカーはだいぶ悩みましたが運転がメチャクチャ楽しいと評判の、マツダロードスターを注文。納車待ちです(R5.3納車予定)。
『実用性度外視のクルマの購入をする』
これもセカンドカーを所有しているからこそ可能な発想です。
※ ※ ※ ※ ※
さて、
今回はマイカー2台所有という夢のような、でも決して夢でも何でもない、普通に実現可能なお話をさせていただきました。
やはりセカンドカーがあるからこそファーストカーの良さは際立つものですし、乗りたいクルマを我慢して妥協するのはもったいないです。
維持費が安いセカンドカーがあるからこそ自分が乗りたいクルマを選べることや、家族に気兼ねせずに自分だけのクルマがあることは本当に病み付きになります。
確かにその分、多少の費用は掛かることは致し方ないですが、ぜひ2台持ちをお考えの方は参考にして下さい。
想像以上にメリットは大きいです。
セカンドカーに最適な「4ナンバー軽自動車」の解説記事です。こちらも参考にしてください↓
では今回はこの辺で失礼します。
充実したカーライフを送って下さいね!
ではまた!