安易にミニバンを購入した男性が辿る末路・・・それは後悔しかないかもしれませんよ
どうも、交通安全研究家のほるべー隊長です。
90年代後半に巻き起こったミニバンブーム。
日本独自のガラパゴス現象
近年ではSUV人気に押され気味ではありますが、まだまだミニバンの人気は衰えを知りません。
そんな大人気のミニバン。
しかしミニバンというクルマをよく考えずに購入を検討している人はいませんか?
今回はそういった人達がミニバンを購入した場合にどんな結末が待ち受けているのかをご説明しましょう。
100%辛口批評、ほぼミニバンの否定記事です
- 独身男性がミニバンを購入した場合の末路
- パパになった人がミニバンを購入した場合の末路
- ミニバンに乗っているすべての人に言えること
- ミニバンは危険!とてもおすすめできる車種とは言えない
- ミニバンは本当に必要な人だけが乗る『特殊な車種』である
独身男性がミニバンを購入した場合の末路
多人数乗車がウリのミニバンなのになぜか独身男性が購入するケースも多く、自分としてはどうにも理解に苦しむ現象なのですが、
さて、どのような結末を迎えるのでしょう?
では行ってみましょう!!
※ ※ ※ ※ ※
<独身男性ついに憧れのミニバンを買う>
●友人達と大勢で出掛けることもあるだろうし、女性ウケもいいという理由でついに憧れのミニバンを購入する。
とりあえず少ない定員数よりは多いほうがいいだろうという安易な発想と、
流行を選べば間違いないという、これまた安易な発想
●しかも流行のオラオラ系メッキグリル!目立ってかっこいいぞ!
下品丸出し
●休日になれば自慢のミニバンで友人達と出掛け、楽しく過ごす。
イオンに行ったり、ドンキに行ったり
この頃は楽しくてしょうがない!
●しかし実際にはその友人達がいつもヒマなはずもなく、7名フル乗車する機会はほとんどない。しかもその友人の中に彼女が出来たとか結婚したとなれば、もう自分にかまってくれることはなくなり、一緒に遊ぶ仲間が徐々に減っていく。
自分に彼女が出来た場合も同じ
●よくよく考えると通勤や買い物など自分1人で乗ることのほうが圧倒的に多い事に気付く。
日常生活の9割以上が自分だけの1名乗車
この頃から多少の後悔が・・・
●それでも久しぶりに仲間達と遊ぶ機会が訪れたが、だんだんいつも自分だけが運転しているという苦労を実感して嫌気が差してくる。
自分は単なる運転手かよ?
●7名フル乗車でキャンプをしようと思ったらナント!荷物が載らずに結局友人がクルマを出して2台で行くはめに・・・
荷物が多い場合のフル乗車はできません
それがミニバンの落とし穴
●誰も乗っていないリアシートを見る度にむなしさを覚える。
まあそうなるでしょう
●だんだんと、こんなに広くてムダな空間を引っ張っている事に疑問を抱き始める。同時にそのムダな空間分のために、毎回余計な燃費代を支払っていることにも気付く。
ようやく気付いたか
●ローンが終わるまでは我慢して乗るが、払い終えたと同時に売却する。
はい、ご苦労様でした
※ ※ ※ ※ ※
「購入当初は充実したミニバンライフを期待していたのに・・・」
「こんなはずでは・・・」
まあ、これが安易にミニバンを選択した独身男性が辿る現実でしょう。
パパになった人がミニバンを購入した場合の末路
「結婚して子供が生まれた!」
これは非常に喜ばしいことです。
しかし・・・
「パパになったからミニバン購入」
という、これまた安易な発想も子供と同時に生まれてくる訳です。
話はそれますが、トヨタを始めとする日本の自動車メーカーはそういったユーザー層の心を掴むのがとても上手ですね。
それよりも「もっと質のいいクルマを作ることに本気になれ」と言いたいですが
親子デート?2人ならミニバンでなくてもよくね?
バン
バン
バンバカバン?バンが多過ぎて「バン馬鹿バン」と見えてしまう
↑ CMなどを通じて消費者を洗脳していきます。
「ミニバンを買えば家族と楽しい時間が作れるよ」
「子育て世代には広いミニバンが最高だよ」
「奥様も大満足、家族円満ですよ」
と・・・・
それにコロッと騙される男性がいかに多い事か・・・
ちなみに自動車先進国ヨーロッパでのミニバンの評価は、
「人生を諦めた人間が乗るクルマ」
だそうです(笑)
さて、そんな自身の人生を諦めて家族愛にすべてを注ぐ新米パパ達が辿るミニバン人生はどんなものでしょう?
では行ってみましょう!!
※ ※ ※ ※ ※
<新米パパがミニバンデビュー>
●家族みんなで仲良く旅行などをすることは人生最大の幸せ。
確かにその通り、まだ否定はしませんよ
●そのために必要なクルマは紛れもなく「ミ・ニ・バ・ン」♪♪♪
は?
●奥様の強い希望もあり、ついに念願のミニバンを購入!!
やったね!
いや・・・
やっちまったね(笑)
●パパ自慢のミニバンで、休日になれば愛する家族をいろいろな場所に連れていってあげるよ。パパサイコー!ミニバンサイコー!!
まさに幸せの絶頂、至福の時
●しかし、家族4人程度ならばミニバンでなく、SUVやセダンでも良かったのではないかという思いがよぎる。
いやいや、3世代で出掛けるということもあるし!やっぱりミニバンサイコー!?でいいのかな…
●子供が幼稚園に通い出した頃、奥様がその送り迎えで「ミニバンのほうが便利だから貸しほしい」と言ってきた。仕方なくパパは奥様の軽自動車を乗るハメに。確かに子供を乗り降りさせやすいメリットはあるが、1人や2人ならトールサイズの軽自動車でも充分では?
どうやら保育園・幼稚園の送り迎えをミニバンで行くのは1つのステータスだそうで…しかも大きいミニバンほど良いのだそうで…平日の日中にミニバンを運転している若奥様が異常に多いのはそのせい
●パパが買ったにもかかわらず、結局ミニバンは奥様が乗っている。あきらめを感じると同時に多少の後悔をする。
同時に奥様の召使いのような自分の立場って何なのかを考え始める
●子供が小学生になる頃、買ったミニバンは購入から6年を超え、そろそろ買い替え時期になる。ここでどうするのかが大きな分かれ道だが、大概またミニバンを購入するハメになる。
もうやめておけばいいのに・・・
ここからが本当の地獄の始まり
●家族みんなでディーラーに行く。
さすがにこの時は気分もルンルン
●奥様や子供が、後席にも大きなTVモニターが付いているクルマを希望する。パパも「どうせ買うなら」という感じで今まで乗ってきたクラスより上級クラスのミニバンを購入することになる。
トヨタ車なら
「ノア/ヴォクシー」→「アル/ヴェル」
日産車なら
「セレナ」→「エルグランド」
ここからローン地獄のスタート。そして後席TVモニターという近代兵器がこのあとパパを直撃する事になります
●パパの想いとは裏腹に、小学生となった子供は徐々に『友達と遊ぶ』という楽しみを覚え、それまでのように家族でお出掛けする機会はどんどん減っていく。
この頃から確実にミニバンの不要さを実感してくる
●それでも久しぶりに家族で旅行。しかし!奥様は助手席でひたすらスマホいじりor爆睡。同じく子供達も後席でTVモニターに夢中or爆睡。パパはただひたすらに、黙々と運転を続けるしかなく、悲しさを通り越してむなしさが襲う。
ここで後席TVモニターという超絶兵器がパパを直撃。破壊兵器そのもの。
●この頃になると子供はもう親と出掛けることに楽しさを感じないため、無理矢理に旅行をしても、それは単なる『行事』であり『苦痛』でしかない。移動中の車内は、純粋に移動の目的以外の何物でもなく、景色を楽しんだり会話を楽しむといった旅行本来の醍醐味は皆無に等しい。
もうミニバンいらなくね?
●単なる家族の運転手と化したパパにとってはミニバンの魅力を一切感じなくなっていく。
そろそろだね♪
●燃費も悪くて維持費が家計を圧迫する大型ミニバン。運転そのものも絶望的につまらないミニバン。まさに粗大ゴミ級の不要の産物。そしてついに充実した(?)ミニバンライフに別れを告げる。
大変ご苦労様でした
※ ※ ※ ※ ※
さて、これがミニバンパパの末路でした。
もうそろそろ、
「パパになったからミニバン購入」
は、やめにしませんか?
ミニバンに乗っているすべての人に言えること
さて、前章までのお話はケースバイケースですから必ずしもそういった悲惨な結末を迎えるわけではありません。
しかし、これからご紹介する事は、
紛れもない事実です。
ミニバンとはこういう乗り物だということを、ぜひ知って頂きたいのです。
では行ってみましょう・・・
※ ※ ※ ※ ※
<ミニバンの絶望的な特徴>
●バカデカいボディで車重が重いため、思った以上に燃費が悪い。
アルファードなどの大型ミニバンは街乗り1リッター当り7〜9kmってとこでしょうね。ハイブリッド車ならもう少しマシでしょうが、そもそもハイブリッドは購入時の車両価格が高い。
●同じくバカデカいボディで車重が重いため、加速が非常に悪くてイラつく。
エンジンもチャチな量産型で非力
音もさっぱり面白くない
●乗り心地が非常に悪く、遮音性が低くてうるさい。
本来ミニバンに乗り心地を求めるほうがムリ
例えばサスペンション形状はほぼコスト優先のトーションビーム式
遮音性も低くてうるさい為、実は会話をするのも一苦労
車酔いも多発
●広大な室内空間ゆえに、エアコンの効きがどうしようもないくらいに悪い。
当然の話です
●手洗い洗車がめちゃくちゃ大変。
ムダに面積が大きいのでとにかく時間と労力が必要
しかも脚立がないと上部は洗えません
<ここからは命に関わる重大なポイントです>
●風が強い時の高速走行はメチャクチャ安定性に欠け、常に死と隣り合わせ。寿命が縮む思いで運転をしなければならない。
追越し車線を爆走するミニバンをよく見るが・・・
死ぬよ?マジで
●ミニバンは背が高い形状ゆえに重心が高く、そもそも曲がりにくいクルマ。カーブや山道は細心の注意を払いながら運転しなければならず、精神的疲労がハンパない。
ミニバンの運動性能はエンジンパワーを除けば軽自動車以下です
●重いボディが影響してブレーキの効きが悪く、しかもブレーキシステム自体が安物。
「止まらない・止まれないクルマ」は危険そのもの
自動車メーカーはもっとそこに重点を置いて設計をするべき
本来、室内空間の広さや迫力さの演出なんぞ後回しでいい
●全方位で衝突安全性が低い。特に後部は致命的で、三列目のシートには人を座らせるべきではない。追突されたらほぼ終わり。側方のスライドドアも通常のドアに比べて非常に弱く、事故の衝撃でドアが外れて乗員が車外に投げ出される事例もあり。前部もセダンのように長いボンネットではない為にクラッシャブルゾーンが小さくて弱い。しかもミニバンは室内空間を広くするために全体的にボディ部分が薄く造られており、衝突安全性は死亡レベル。
まさしく危険な乗り物以外の何物でもない
※ ※ ※ ※ ※
みなさん、これでもミニバンを買いますか?
ほるべーは死にたくないので絶対に買いません
ミニバンは危険!とてもおすすめできる車種とは言えない
さて、いろいろと述べてきましたが・・・
ミニバンは危険なクルマであり、とてもおすすめできるようなモノではありません。
運転が楽しくないとか燃費が悪いといった事もありますが、
やはり1番の懸念事項は、
『安全性の低さ』
なのです。
ミニバンはあくまでも、
『多人数乗車が可能なだけ』
のクルマなのです。
まず、
『走る・曲がる・止まる』
という基本的な事が満足に出来ないクルマは安全性を考える上で問題外であると言わざるを得ません。
衝突安全性が低いことも致命的です。
自動車メーカーはさかんに安全性をアピールしていますが騙されてはいけません。
いくら自動ブレーキなどが装備されていても、ミニバンという重くて高重心のボディ形状では、根本的に走行に関するすべての限界値が低すぎてどうにもならないのです。
「走りません」
「曲がりません」
「止まりません」
しかもメーカー側が走行性能や安全性ではなく、室内空間の広さや豪華さ、迫力さを第一に考えてクルマ造りをしているようでは・・・
いや、単に「売れればいいというクルマを造っているだけ」とも言えます
これがミニバンの正体なのです。
全国のパパ達に言いますが・・・
本当に家族が大切ならばミニバンのような危険なクルマに乗るのはやめましょう!
ミニバンは本当に必要な人だけが乗る『特殊な車種』である
最後に・・・
安易にミニバンを購入するとどんな事になるのかがお分かり頂けたと思いますが、
本来ミニバンは本当にそれを必要とする人だけが乗る特殊な車種であると言えます。
例えば、
●アウトドアが趣味でしょっちゅう車中泊をする人。
●常に大人数を乗せて走る人
●常に大荷物を載せて走る人
これらは自分も否定しません
それから、
●流行のマイルドヤンキーのように、とにかくデカくてイカつくて目立ちたくてオラオラした下品なクルマが好きな人。
低俗すぎて吐き気がしますが
まあ、そんな人達にミニバンはもってこいでしょう。
とにかく、
「流行っているから」
「みんなが乗っているから」
という安易な考えで購入はしないで下さい。
デメリットが多すぎます。
ホントに後悔しますよ!
クルマは大きな買い物ですから、充分に考慮してから購入を決めましょう。
消費者は『流行』ではなく『本質』に目を向けて頂きたいと思います。
やはりミニバンは安全性が低いことが1番の懸念事項です。
余談ですが・・・
世間一般的に危険なクルマは何?と聞かれたら真っ先に思い浮かぶのがスポーツカーですが、それは大いなる間違いです。
詳しくはこちらをお読み下さい↓
horube.hatenablog.com
さて、
買ってから後悔しないように・・・
では今回はこの辺で失礼致します。
めちゃくちゃ辛口トークですいませんでした!