ほるべー隊長のブログ

冠攣縮性狭心症の人がゴルフのラウンド時に気をつけること

どうも、冠攣縮ゴルファーのほるべーです。

自分と同じく冠攣縮持ちの方ならお分かりだと思いますが、この病気非常に厄介です。だって、いつ発作が来るかわかりませんから!

今までは何の問題もなくやれたことがコイツのせいで制限を受けてしまうことが多々ありまして、「運動」もその1つです。

主治医から無酸素運動などの激しい運動は発作を誘発する可能性があるのでダメだと言われております。

ダメと言われるとやってみたくなりますが・・・

でも有酸素運動や軽い運動はむしろやったほうが良いそうです。

ゴルフやウォーキングなどが該当しますね。

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自分もゴルフ練習場にはしょっちゅう行ってますし、ラウンドもやってますよ。

病気後の最初のラウンドはそれなりに不安もありましたが、いつまでもビクビクしていたら何も出来ませんからね。でも、ラウンドとなると練習場とは違って多少気を付けなければならないことがありましたので、ご紹介します。

ただ、同じ冠攣縮でも症状は様々ですから、例え軽い運動でも「可能かどうか」については必ず主治医と相談して下さいね。

 

プレーをするメンバーに病気であることの申告はする?しない?

親しい仲間ならば伝えておく

親しい仲間とのプレーなら、ラウンドの予定を決める時点で病気持ちであることは隠さずに伝えたほうが良いです。そのほうが気持ちは楽になりますよ。そのかわりメンバーに必要以上に不安を抱かせない為に、ゴルフをしても大丈夫であるという説明は必要ですね。それから、一緒に周るメンバーはいつも以上に気を遣ってくれるでしょうから、感謝の気持ちを忘れないことが大事です。上司とのプレーの場合も同じであると考えていいでしょう。

接待ゴルフではどうなのか

これは一概には言えませんが、相手方との関係によりますね。すでに信頼関係が出来上がっている間柄であれば申告しても問題無いです。

ただ、できれば接待でのゴルフはプレーそのものをやめたほうがいいです。自分の体調に気を遣うだけで精一杯ですから・・・

なるべく極度の緊張場面を作らない

スコアは気にしないこと

夢も希望もないような話で申し訳ありませんが・・・

スコアを重視してプルーするのはやめたほうがいいです。ホントに心臓に悪いですから。それは快方してからにしましょう。それと、あまり本気になるのも良くないですね。どうせ本気を出してもスコアはたいして変わりませんからね。なるようにしかなりません(笑)

とにかく「本気の勝負ごと」や「極度の緊張」は発作の引き金になるようです。ですから、スコアの良し悪しなんか気にしないで楽しくやりましょう!

ただ・・・

そうは言っても、やはりスコアは気になってしまうものです。スコアの良し悪しはゴルフの根幹でもありますからね。

でもご安心を!

この病気になったからといってスコアが悪くなるわけではありません。なぜならケガと違い、冠攣縮性狭心症は別にスイングそのものが劣化するわけではありませんからね。実際に自分は病気前と病気後の平均スコアは全く変わりません。

単に進歩がないのかもしれませんが(笑)

失敗してもOKくらいの気持ちでプレーする

前項で極度の緊張は発作の引き金になるとご紹介しました。なるべくそういう場面は避けたいですが、緊張する場面は意外と多いですよね。例えば、

「これを決めればバーディー」という時。

「決めたい!」「決めなけりゃ!」

という気持ちになりますが、これが良くないです。心臓がバクバクします。

しかも本気を出したところでなるようにしかならないのがゴルフだと思います。ならば、

「外してもパーじゃん。上出来だ♪」

というように考えたほうが心臓に良いですし、”間違ってバーディー”になれば逆に気分も盛り上がりますよ。

ティーショットでのドライバーも同じです。OBかましたっていいじゃないですか(笑)健康な人が真面目に打ってもOBは出るものですからね。

我々アマチュアはプロとは違いますから、失敗してもOKくらいの気持ちがちょうどいいです。気楽に楽しくプレーしましょう!

その他の注意事項

ニトロは必ず携帯する

これは必須事項です。普段よりも多目に、しかもすぐに取り出せるところにあれば安心です。

服装に気をつける

この病気は寒さが大敵だそうですから、暖かい服装が必須です。

しかし、冷気を吸い込むことで発作が誘因されることもあるそうですので、なるべく寒い時期や冬のラウンドはやめたほうが良いですね。

ゴルフ場到着は早目に、準備運動は念入りに

ゴルフ場へは早目に到着して、あらかじめ身も心もゴルフモードに切り替えておきましょう。ゴルフ場には独特の緊張感がありますから、緊張をほぐす為にも慣らしておくことが大事です。そういった心の余裕がこの病気には必要です。同時に、準備運動はしっかりやっておきましょう。ケガの防止にもなります。

自分の場合病気になってからは、遅くてもプレー開始の1時間半前には到着するようにしています。そして準備運動も兼ねて練習用グリーンでパターを打つと徐々に身体がゴルフ場に慣れていきます。その後はラウンジでお茶やコーヒーを頂くと自然と気持ちは落ち着いてきますよ。

プレーする前の準備として、そういった心の余裕が大切です。

急に走らない

ラウンド中、急に走ったりしないように注意しましょう。

もともと冠動脈が狭くて発作に至る労作性狭心症はもちろんですが、冠攣縮性狭心症でも急な心拍数の上昇が発作の原因になることもあるようですから、フェアウェイを外してしまったボールを探しに行く時なども焦って走らないようにしましょう。そんなに急がなくても一緒にプレーしている仲間は大目に見てくれますから大丈夫ですよ。

おわりに

いかがでしたでしょうか。こんな病気でもこのように気をつけるポイントを押さえていれば、全く問題なくプレーを楽しめますよ。せっかくの「有酸素運動」であり「生涯スポーツ」ですからね。もっともっとゴルフを楽しみましょう!

自分もこれらに気をつけながら、これからもどんどんラウンドをしていきたいと思います。

 

最後に、スコアなんか良くなくても「仲間との楽しい時間」や、「またゴルフ場でプレーできるという感動」 を味わうことのほうが大切なのだと実感したほるべーでした。

同じく冠攣縮持ちの方も決して悲観することなく、ゴルフを楽しんで下さいね!

 

ではまた!