冠攣縮性狭心症・・・発症を疑ってから病名が確定するまでの道のりは平坦では無いかも
どうも!
いつものんびり”ほるベー隊長”です。
今回はタイトルにある通り、
『発症を疑ってから病名が確定するまでの道のりは平坦では無いかも』
というテーマをお伝えしたいと思います。
実はこの内容を記事にしたのは、
診察 → 病名確定 → 治療
という流れが、すんなりいかないケースがあるからです。
もっと具体的に言うと冠攣縮性狭心症であった場合、
その病名が確定するまでにだいぶ時間がかかってしまう可能性があるという事です。
なぜこの病気は病名の確定まで時間が必要になってしまうことがあるのか?
ざっくり言いますとこの病気の場合、
発作が起きている状態で診断をしないとあまり意味が無いそうです。
なんだそりゃと思いますよね?
例えば実際にこの病気を患っている人(ほるべー隊長とか)であっても、
発作が起きていない通常の状態で診察すれば心電図などの検査に引っかからないため、
”異常なし”
と診断されてしまう可能性があるのだそうです。
まったくめんどくせー病気だ!
漢字変換もめんどくせーし!
原因は不明だし!
とにかくめんどくせー!!!
文句たらたら・・・
ですから通常の健康診断で発見されることは少ないそうです。
自分がこの病気について勉強させていただいた『先輩狭心症の方々の体験談』には悲惨な経験などがいろいろと綴られています。
いくつかご紹介しましょう。
例1)
明け方凄まじい胸痛に見舞われて救急車を要請、
しかし救急車到着時には胸痛は消え去り、普通の健常者状態に。
救急隊員に申し訳ないと思いながらもとりあえず病院に搬送されて検査をするが、
異常は見つからず、帰宅するハメになった・・・。
例2)
何度か大きい胸痛に見舞われていたので循環器科を受診したが、
これといって異常は無いという診断結果に安心。
しかし数週間後に意識を失うほどの発作が襲い、緊急搬送。
搬送先の医師になぜこんなになるまで放っておいたのかと叱られ、
あと何分か遅れていたら命は無かったかもと警告された・・・。
などなど・・・
悲惨ですね。
どんな病気でも”早期発見”は重要なポイントであるにもかかわらず、
この病気に関してはそれが通用しない場合があるのですよ。
ちなみに私も緊急入院する1ヶ月前に行った会社の健康診断の心電図検査では
全く異常なしでした。
やれやれ・・・
やはり発作が収まれば元の健常者に戻ってしまうという、
この病気特有の症状が関係しており、医師としても検査結果に異常が見られない限り、
病名を特定することは困難なのだと思います。
それにより、
手遅れになって命を落とす人がでないことを願うばかりです。
スムーズに治療まで進む方法は?
では我々としてはどのように受診するのがベターなのか?
せっかくの診断がムダ足にならないためにも・・・
これは自分の実体験も含まれますが、
まず、
かかりつけ医であろうがなかろうが
自分の体験した症状を克明に伝えることが重要です。
しつこいくらい必死に!
どのような時に発作に見舞われたのか?
どのような痛みであったのか?
発作はどれくらいの時間続いたのか?
などなど。
自分の場合、最初の大きな発作に見舞われた翌日はグーグル先生で調べまくり、
「おそらく狭心症だろう」
と確信していましたので、
実際に初めて診察を受けた際にそのことを猛烈にアピール、
無事に?
緊急入院 → 詳しい検査 → 病名の確定
になりました。
実はそれでもいろいろあったんですけどね・・・
↓ その時の記録はこちらです
それから、
循環器で評判が良く、実績ある病院に行く
ということも重要です。
評判が良ければ町の開業医でもオッケーですが、
できれば様々な検査(エコー、CT、カテーテル検査・手術)が可能なところが良いですね。
ベタ過ぎですが、大事なことです。
医師も人間です。
同じ医師と言えどみんな同じ診察・診断能力を有しているわけではありません。
そうでなければ
「名医」という称号は生まれません。
余談ですが、必ずしもキャリアが長いベテラン医師が良いとは限らないのだそうです。
なぜかと言うと、医学も日々進歩してるから若い医師のほうが最新の情報を貪欲に取り込んでいく傾向が強く、結果的に良いお医者さんということもあるみたいです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
もちろん、様々なケースがありますのですぐに病名が確定することも多いですし、
救急車にて緊急搬送
→ その流れでカテーテル検査等実施
→病名確定
という流れもあります。
やはりカテーテル検査は確実で、ほとんどの場合はこれによって病名が確定されるとのことです
ただ他の狭心症と違い、冠攣縮の場合は前述した通り、確定されるまで時間が必要になるケースも少なからずあるということは認識しておいて下さい。
とにかく気になる症状がある方は循環器科を受診することが第一歩であることに間違いはありません。
一つしかない自分の身体ですから大事にしましょう!
ではまた!